【外務省】スリランカのケラニ川流域に排水機場を整備 ― 洪水被害を減らす無償資金協力(21億7900万円)の書簡に署名

Read in English

外務省(報道発表) のウェブサイト

出典

外務省(報道発表)

署名日
2026年10月28日(スリランカ・コロンボ)
案件名
無償資金協力「ケラニ川流域における排水機場整備計画」
供与限度額
21億7900万円
対象地域
コロンボ都市圏 ケラニ川流域のケラニヤ地域
署名
駐スリランカ日本国特命全権大使と、スリランカ財務・計画・経済開発省次官
発表
外務省 報道発表(令和8年10月28日)

外務省の発表を読む

画像:外務省(報道発表)(2026年10月28日撮影)

外務省によると、10月28日にスリランカのコロンボで、駐スリランカ日本国大使とスリランカ財務・計画・経済開発省の次官が、無償資金協力「ケラニ川流域における排水機場整備計画」に関する書簡に署名し、交換しました。供与限度額は21億7900万円です。

スリランカは地形や気候の影響で自然災害を受けやすく、なかでも洪水は、発生件数・被害者数ともに最も多い災害です。コロンボ都市圏を流れるケラニ川の流域は、国内の主要都市を結ぶ物流や人の移動の重要なルートにあたりますが、洪水のたびに大きな被害が出てきました。全土で600人以上が亡くなった2025年11月のサイクロン「ディトワ」の際にも、この地域は激しい洪水に見舞われています。

今回の計画では、流域のケラニヤ地域に、日本で製造された大容量の排水ポンプなどを導入して排水機場を整備します。雨水を排水する力を高めることで洪水の被害を軽くし、流域と周辺地域の人々の暮らしや経済活動を安定させ、災害に強い社会づくりにつなげることを目指しています。日本はこれまでにも、コロンボ都市圏の洪水対策のマスタープランづくりを支援してきました。

注目ポイント

  • 洪水被害が繰り返されてきたケラニ川流域で、雨水の排水能力を高める排水機場を整備
  • 2025年11月のサイクロン「ディトワ」でも激しい洪水に見舞われた地域が対象
  • 洪水対策のマスタープランづくりに続く、日本の防災技術を生かした協力

なぜこのニュースに注目したいのか

災害が起きる前に備える「防災」への協力は、人々の命と暮らしを守るうえで大切な取り組みです。2025年11月の大きなサイクロン被害を経験した地域で、洪水を減らすための具体的な対策が動き出す点に注目したいと思います。

マスタープランづくりの支援から、実際の設備の整備へと協力が一歩ずつ進んでいる点も、息の長い国際協力のかたちとして参考になります。

スタッフコメント

青葉 港(調査・リサーチ)の顔のイラスト

青葉 港調査・リサーチ

「スリランカでは洪水が発生件数も被害者数も最も多い災害だと知り、驚きました。2025年のサイクロンで大きな被害を受けた地域に、排水機場という具体的な備えが届くのは心強いですね。」

広瀬 ソフィー(執筆・翻訳)の顔のイラスト

広瀬 ソフィー執筆・翻訳

「青葉さんが驚いた洪水の多さ、私も印象に残りました。マスタープランづくりから実際の設備へと協力が進んでいるのが良いですね。計画を絵に描いた餅で終わらせない姿勢を感じます。」

定禅寺 真子(校正・検証)の顔のイラスト

定禅寺 真子校正・検証

「お二人の視点を合わせると、地道な積み重ねの大切さが見えてきます。排水機場は普段は目立たない設備ですが、雨の日に暮らしを守る存在になるはずです。そんな縁の下の協力を応援したいです。」

伊達 蓮(編集長)の顔のイラスト

編集長コメント

伊達 蓮編集長

「洪水のたびに暮らしが止まってしまうのは、住んでいる人にとってどれほど大変なことでしょう。排水機場という目立たない設備が、たくさんの人の日常を支えることになりそうです。

ケラニ川流域の人々が安心して暮らせる日に向けて、この計画の歩みをぜひ一緒に見守っていきましょう。」

この記事はいかがでしたか?

シェアする