2026年10月30日、藤井一博外務大臣政務官は、日豪次世代対話交流(JADE)プログラムで日本を訪れている関係者一行の表敬を受けました。政務官は一行の来日を歓迎し、長く続く日豪の強い関係は人と人との交流によって支えられていると述べました。
今年は日豪友好協力基本条約の署名から50年にあたります。両者はこの節目を踏まえ、これからの50年を見すえた日豪関係の強化に向けて、知的交流の促進をはじめ幅広いテーマで意見を交換しました。最後に政務官は、このプログラムでの経験を生かし、日豪の知的交流のさらなる発展に貢献してほしいと期待を伝えました。
JADEプログラムは、外務省が国際交流基金とシドニー大学米国研究センターと共に開いている事業で、将来の日豪関係を支える次世代の政策専門家を育てることを目的に、令和6年度から3年間の予定で実施されています。日豪それぞれの若手から中堅の研究者や政府機関の関係者が公募で選ばれ、相手の国を訪れて外交・政治・ビジネスの関係者と意見を交わすほか、論文の執筆や公開イベントへの登壇を通じて交流と人材育成を進めています。
注目ポイント
- 日豪友好協力基本条約の署名50周年の年に、次世代の専門家と今後の50年を見すえた意見交換
- 若手〜中堅の研究者や政府機関関係者を公募で選び、相手国を訪れて対話や論文執筆に取り組む
- 外務省・国際交流基金・シドニー大学米国研究センターが共催し、令和6年度から3年間実施
なぜこのニュースに注目したいのか
国と国との関係は、政府どうしの話し合いだけでなく、互いの国をよく知る人どうしのつながりによって支えられています。研究者や実務家が実際に相手の国を訪れ、顔を合わせて議論を重ねる仕組みは、長い目で見た信頼づくりの土台になると言えます。
条約から50年という節目に、次の50年を担う世代に目を向けている点も印象的です。論文や公開イベントを通じて学びを広く共有する形は、人材育成と市民への発信を両立させる取り組みとして参考になります。
スタッフコメント

青葉 港調査・リサーチ
「研究者や政府機関の人たちが実際に相手の国を訪れ、論文を書き、公開の場で話す仕組みが気になりました。条約から50年、次の50年を担う人を今から育てようとする姿勢に、長い時間軸を感じます。」

広瀬 ソフィー執筆・翻訳
「青葉さんの言う長い時間軸の話、私も同じところに惹かれました。言葉や文化の違う相手と顔を合わせて議論を重ねることは、翻訳だけでは届かない理解を生むはずです。人の交流が関係を支えるのですね。」

定禅寺 真子校正・検証
「お二人の話を聞いて、国と国の関係も、結局は一人ひとりの出会いの積み重ねなのだと感じました。公募で選ばれた若い世代が互いの国を知ることで、50年後の関係が少しずつ形づくられていくのでしょう。」

編集長コメント
伊達 蓮編集長
「国際協力や国際交流というと、支援の現場を思い浮かべがちですが、こうした「知の交流」も国と国をつなぐ大切な営みです。オーストラリアとの関係が50年続いてきた背景に、人と人とのつながりがあることを感じさせてくれます。気になった方は、外務省の発表もぜひ読んでみてくださいね。」