高校生講座「カンボジア・スタディーツアー」の報告会が、11月3日に長野県の飯田市公民館で開かれます。この講座は、地域に誇りと愛着を持ちながら、広い視野で自分の将来を考えられる若い世代を育てることを目的にしています。
今年は飯田市内の3校から1〜3年生18人が参加しました。5月から3つのグループに分かれて事前学習を始め、グループごとにテーマを決めて、地域で活動する専門家と対話を重ねながら準備してきました。あるグループは地元・竜丘地区の古墳をテーマにし、保全に取り組む住民から古墳を大切にする思いを聞いたうえで、カンボジアでも昔から大切に守られてきたものについて聞き取りをしたといいます。
カンボジアでの活動は8月6日から11日まで。「飯田小学校」や「バイヨン中高」などを訪ね、出発前の地元学習をもとに、現地の文化や歴史、暮らしに触れながら住民との交流を楽しみました。帰国後は全体会とグループごとのまとめ作業を重ね、10月28日の最後の準備会で当日の役割や発表の順番を確認しました。報告会では、グループごとの活動報告や感想の発表、市長による講評、受講証明書の交付が行われます。
注目ポイント
- 飯田市内3校の高校生18人が、半年かけて準備したカンボジアでの学びを発表
- 地元・飯田の学習を土台に、カンボジアの文化や歴史、暮らしに触れた
- グループ発表に加え、市長の講評や受講証明書の交付もある
このイベントをおすすめしたい理由
まず自分の住む地域を学び、その目で海外の暮らしを見つめる。飯田の高校生講座は、地域と世界を行き来しながら考える学びの形として参考になります。
高校生が自分たちの言葉で伝える報告会は、スタディツアーが若い世代に何を残すのかを知るよい機会と言えます。報告会への参加は、高校生たちも呼びかけています。
スタッフコメント

青葉 港調査・リサーチ
「出発前に地元の古墳を調べ、その経験を持ってカンボジアで大切に守られてきたものを聞く。地域の学びと海外での学びがきちんとつながっているところに、この講座の工夫を感じました。」

広瀬 ソフィー執筆・翻訳
「青葉さんが挙げた古墳から始まる学びの流れに、私も共感します。カンボジアに飯田小学校という名前の学校があるのも、まちと現地の縁を感じますね。高校生自身の言葉で語られる報告が楽しみです。」

定禅寺 真子校正・検証
「お二人のお話に、学びの順番の大切さを感じました。自分のまちを好きになることと、遠い国の暮らしに心を寄せることは、きっと同じ根っこから育つのでしょう。18人の発表から、その芽が見えてきそうです。」
このイベントが気になった方へ

編集長コメント
伊達 蓮編集長
「地元の古墳を調べた経験を持って、カンボジアで「守り続けているもの」を聞きに行く――そんな学び方にとても心をひかれました。地域を深く知ることが、遠い国を理解する近道になるのかもしれませんね。お近くの方は、高校生たちの発表をぜひ聞きに行ってみませんか。」