国際ボランティア学会は、ボランティアに関わる研究者と実践者の交流の場として1999年に設立された学会です。阪神・淡路大震災をきっかけに日本でボランティアへの理解が広がったことを背景に、分野を越えた学際的な研究と、現場での実践を結びつけることをめざしています。
主な会員は、大学などの研究者、NGO・NPOや社会福祉法人に所属する実践者、学生、法人などです。活動は、年1回の大会(研究集会)、学会誌『ボランティア学研究』の発行、隅谷三喜男賞・村井吉敬賞の選考、シンポジウムの開催などです。2026年度の両賞は、2026年10月5日から12月20日まで応募を受け付けています。
若い世代に向けた取り組みとして、国際ボランティアに関心のある学生や若手実践者がオンラインで気軽に語り合う「次世代模合サロン+」も開いています。次回の第28回学術大会は、2027年3月6日・7日に福山市立大学で開催される予定で、テーマは「多文化共生にチャレンジするホストコミュニティ」です。
注目ポイント
- 研究者・実践者・学生が立場を越えて交流し、現場の実践を研究につなげる学会
- 学会誌の発行や年1回の大会に加え、実践活動を表彰する村井吉敬賞がある
- 学生・高校生も参加でき、オンラインの交流企画「次世代模合サロン+」を開催
この団体の活動が注目される理由
ボランティアを心理学、教育学、医学、文化人類学など幅広い分野から捉え、現場の実践と理論を結びつけようとする姿勢が特徴です。国際協力に取り組む人が、自分の活動を振り返り、他分野の人と学び合う場として参考になります。
公開シンポジウムは学会員以外も参加でき、中高大学生の大会参加費は無料とされています。研究に詳しくない人にも開かれた入口が用意されている点も、市民団体の読者にとって心強い点です。

編集長のコメント
「ボランティアとは何か」を、研究者と現場の人たちが一緒に考え続けている場があることを知り、頼もしく感じました。
大会の案内や入会の方法は公式サイトで紹介されています。関心のある方はぜひ一度ご覧ください。