京都大学は、外務省事業「インド次世代共創人材招へいプログラム(MIRAI-Setu)2026」の一環として、10月26日から28日までの3日間、インドの大学の学生と引率教員あわせて40名を受け入れました。この事業は、インドの優秀な学生を日本に招き、企業でのインターンシップや大学での交流を通じて日印の人材交流を進める、約1か月のプログラムです。名前の「Setu」はヒンディー語で「橋」を意味するそうです。
初日は吉田キャンパスで大学院の説明や、インドでのサマープログラムに参加した京大生による日印の就職事情の発表とディスカッション、キャンパスツアーがあり、iPS細胞研究所の見学も行われました。2日目は桂キャンパスで工学研究科の5つの研究室を訪問したほか、日本文化の体験やランチでの交流、「スパゲッティタワーチャレンジ」を実施。午後には、研究室で得た気づきを共有し、課題の発見から工学的な解決策の検討、ピッチ発表までを学生どうしで進める「India × Japan Co-Creation Challenge」が行われました。
最終日は総合博物館で学術展示を鑑賞し、インドを訪れた京大生との振り返りと交流のセッションが開かれました。大学側は、参加した学生が京大の研究環境に触れ、将来の進学や研究のキャリアを考えるきっかけになることを期待しているとしています。
注目ポイント
- 外務省事業の一環として、インドの大学生・教員40名を3日間受け入れた
- 研究室訪問に加え、日印の学生が協力して課題解決に取り組むワークショップを実施
- 「Setu(橋)」の名のとおり、若い世代の人材交流を後押しする取り組み
なぜこのニュースに注目したいのか
国際協力というと途上国への支援を思い浮かべがちですが、若い世代が国境を越えて学び合い、顔の見える関係をつくることも、長く続く協力の土台になります。
研究室の見学にとどまらず、異なる背景をもつ学生が一緒に課題に取り組む場がつくられている点が参考になります。
スタッフコメント

青葉 港調査・リサーチ
「外務省事業で、インドの学生と教員40名が京大で3日間過ごしたそうです。研究室訪問に加え、学生どうしで協力して課題の解決策を考える時間があった点が、とても気になりました。」

広瀬 ソフィー執筆・翻訳
「青葉さんが気になった、協力して解決策を考える時間、私も素敵だと思います。ただ見学して終わらず、同じ目標に向かって力を合わせる経験が、国を越えた友情につながりそうです。」

定禅寺 真子校正・検証
「お二人の話を聞いて、「橋」を意味するSetuという名前に込められた思いを感じました。若い世代が早いうちから顔を合わせて学び合う機会は、この先きっと大きな財産になりますね。」

編集長コメント
伊達 蓮編集長
「同じ課題に一緒に取り組んだ経験は、国や文化を超えて信頼関係を育てるのだと思います。スパゲッティタワーを囲む学生たちの姿を想像すると、思わず笑顔になりますね。
身近な大学や地域でも、国際交流の機会が開かれていないか、ぜひ探してみてください。」