認定NPO法人グッドネーバーズ・ジャパンは、2026年10月15日から、東京都渋谷区のふるさと納税型クラウドファンディングで、経済的に苦しいひとり親家庭を支えるプロジェクトへの寄付を募っています。目標は500万円で、受け付けは12月31日までです。
団体は2017年から、ひとり親家庭を対象にした国内のフードバンク事業「グッドごはん」を続けてきました。ひとり親家庭には、家計・食事・子どもの体験機会という3つの面で支えが必要だという考えから、食品の無料配付や、親子で参加できる体験イベントを行っています。今回の寄付は、渋谷区内の拠点を含む首都圏・近畿・九州での活動に使われます。
使いみちは2つです。1つは「グッドごはん」の利用者に、1世帯あたり約1万円分の食品を毎月無料で届けること。もう1つは、経済的な理由で子どもの体験をあきらめている家庭が多いという利用者アンケートの結果を受けた、親子で参加できるイベントの企画と実施です。ふるさと納税型クラウドファンディングは渋谷区が行う認定NPO法人の支援事業で、寄付する人が応援したいプロジェクトを自分で選べます。
注目ポイント
- ふるさと納税の仕組みを使って、応援したいNPOのプロジェクトを自分で選んで寄付できる
- 「グッドごはん」の利用世帯には、1世帯あたり約1万円分の食品が毎月無料で届けられる
- 食事だけでなく、子どもの「体験格差」をなくすための親子イベントにも寄付が使われる
なぜこのニュースに注目したいのか
グッドネーバーズ・ジャパンはタンザニアでの水衛生事業など海外でも活動するNGOですが、国内でもひとり親家庭の子どもたちを支え続けています。毎日の食事を支えるだけでなく、体験の機会という目に見えにくい格差にも目を向けている点は、子どもの育ちを広くとらえた取り組みと言えます。
年末に向けてふるさと納税を考える人も多い時期です。返礼品なしも選べるこの仕組みは、身近な制度を使って社会の課題に関わる一つの方法として参考になります。
スタッフコメント

青葉 港調査・リサーチ
「食品を毎月届けるだけでなく、経済的な理由で子どもの体験をあきらめる家庭が多いという声から親子イベントにも寄付を使う点が印象的でした。利用者の声を活動に生かしているのですね。」

広瀬 ソフィー執筆・翻訳
「青葉さんが触れた、利用者アンケートを生かす姿勢に私も共感します。体験の格差は外から見えにくいので、親子で一緒に過ごす時間をつくる支援は、子どもの記憶にも長く残るのではないでしょうか。」

定禅寺 真子校正・検証
「お二人のお話を聞き、ふるさと納税が身近な社会参加の入り口になると改めて思いました。返礼品なしも選べるので、自分の寄付で誰かの食卓や思い出が生まれると想像するのも楽しいですね。」

編集長コメント
伊達 蓮編集長
「お腹いっぱい食べることも、家族で出かけて思い出をつくることも、子どもにとっては大切な毎日の一部ですよね。今年のふるさと納税の行き先を考えるとき、ひとり親家庭の子どもたちの「食」と「体験」を支えるという選択肢も、ぜひ思い浮かべてみてください。」