チェルノブイリへのかけはしは、1992年4月に主婦を中心とするグループが札幌で立ち上げたNPO法人です。1986年のチェルノブイリ原発事故で被災した地域の子どもたちを日本に招き、放射能汚染のない土地で過ごしてもらう保養里親運動を続けてきました。活動資金はすべて募金でまかなわれています。
1992年から2010年までに、ベラルーシから648人の子どもたちが日本で保養をしました。2011年以降はベラルーシの子どもを日本に招く活動はできなくなり、現地のNGOへの資金援助を続けています。
2011年には定款を改め、原子力関連の災害の被災者も対象に加えました。福島第一原発事故の後は、医師による医療相談会や、母子の保養、講演会、資料の発行などを行っています。このほか、文化交流グループ「マンジュシャカ」によるベラルーシでの公演など、文化交流の取り組みもあります。
注目ポイント
- 1992年から2010年まで、648人の子どもたちの日本での保養を実現
- 活動資金はバザーや募金でまかなわれる、市民主体の運営
- ベラルーシでの文化交流公演や、国内の被災者への保養・相談など幅広い活動
この団体の活動が注目される理由
30年以上にわたり、市民の力で子どもたちの保養を支え続けてきた歩みは、国際協力が一時的なものではなく息の長い関わりであることを教えてくれます。
ベラルーシへの支援の形が変わってからも、国内の被災者の支援に活動を広げているように、状況に合わせて役割を見直している点も参考になります。

編集長のコメント
主婦の方々が始めた活動が30年以上続いていることに、市民による国際協力のたしかな力を感じました。
活動の歴史や資料、ブログは公式サイトで公開されています。ぜひ一度ご覧ください。