IMCCDは、内戦時に埋められた地雷が今も400万個から600万個残るとされるカンボジアで、地雷処理と地域の復興を支援するNGOです。ポル・ポト軍最後の激戦地とされ、地雷汚染が特に深刻なバッタンバン州カムリエン郡タサエン村を拠点にしています。
取り組んでいるのは「住民参加型地雷除去活動」です。村人を雇用して仕事を生み出し、日本人の地雷処理専門家が技術を教え、村人自身が村の地雷を取り除くことで、被災者の減少や貧困の解消、地域の復興につなげることを目指しています。カンボジア地雷対策センター(CMAC)と共同で事業を進めており、2026年8月には第16回の共同事業協定書調印式が行われました。
サイトでは、2011年8月から2026年9月末までに、対人地雷1,202個、対戦車地雷258個、不発弾2,021発を処理し、164か所・785ヘクタール(東京ドーム約167個分)の地雷原を安全にしたと報告されています。地雷除去にとどまらず、井戸や学校の建設、日本語学校の運営、車いすの寄贈、キャッサバ芋を使った芋焼酎による地場産業の育成、留学生支援など、村の自立を後押しする活動も行っています。
注目ポイント
- 村人を雇用し、技術を伝えて村人自身が地雷を除去する住民参加型の活動
- 2011年8月から2026年9月末までの処理実績を毎月サイトで公開
- 井戸・学校の建設や地場産業の育成など、地雷除去後の村づくりまで視野に
この団体の活動が注目される理由
地雷処理を「専門家だけの仕事」にせず、村の人の雇用と技術の習得につなげている点が特徴です。危険を取り除くことが、仕事や暮らしの自立にもつながる設計になっています。
処理した数や面積が具体的な数字で示されているため、活動の積み重ねをイメージしやすいです。寄付の方法や寄付金控除、書き損じハガキでの支援など、参加の入口も用意されています。

編集長のコメント
地雷が取り除かれた土地で、村の人たちが安心して田畑に向かえる日を思い浮かべました。その一歩ずつを村人自身が担っていることが心に残ります。
最新の処理状況や活動報告は公式サイトで見ることができます。ぜひご覧ください。