ウズベキスタン西部のカラカルパクスタンでは、アムダリヤ川が唯一の淡水源で、雨の少ない年には農家が水不足に直面します。古い素掘りの水路では、灌漑用水の多くが畑に届く前に失われているといいます。
UNDPは、ボザタウ、ケゲイリ、チンバイ、カラウザクの4地区で、持続可能な水管理と節水技術の研修を行いました。専門家や行政関係者のほか、約300人の農家や地域住民が参加し、水路の舗装、点滴灌漑やスプリンクラー灌漑、センサーを使ったスマート灌漑などを学びました。家庭菜園での低コストな工夫や、政府による支援制度も紹介されています。
また、畑から排水路へ流れる「集排水」を、水質を確認したうえで牧草地づくりに活用できる可能性も示されました。このプロジェクトは、水資源ガバナンスの強化、灌漑インフラの近代化、デジタルシステムの導入などを組み合わせて進められています。
注目ポイント
- 約300人の農家や住民が、節水の実践的な方法を学んだ
- 水路の近代化や節水技術の普及で、水を30〜40%節約できるとの専門家の見方が紹介されている
- 排水を再利用する新しい水源の可能性と、安全のための浄化方法の提案
なぜこのニュースに注目したいのか
アラル海の縮小は環境問題の象徴として知られてきました。この記事は、現地の農家の日々の暮らしに寄り添いながら、具体的な解決策が少しずつ実践されている様子を伝えています。
日本政府の拠出やJICAボランティアの研究者も関わっており、日本とのつながりが見える点も、読者にとって身近に感じられるポイントです。

編集長のコメント
水の問題は、食べ物や収入、家族の暮らしに直結します。現地の方が自分たちの手でできる工夫を学ぶ研修は、息の長い支援につながりそうですね。
写真や詳しい数字はUNDPの記事で読めます。ぜひご覧ください。