外務省は、10月20日午前に、訪日中の国連難民高等弁務官バルハム・サーレハ氏が高市早苗内閣総理大臣を表敬したと発表しました。時間は約20分間でした。
冒頭、総理大臣からは弁務官の就任を歓迎する言葉があり、世界各地で難民・避難民が置かれている深刻な状況を踏まえて、故・緒方貞子元国連難民高等弁務官が提唱した「人間の安全保障」の実現のためにも、UNHCRと連携していきたいとの考えが示されました。
サーレハ弁務官からは、これまでの日本によるUNHCRへの支援に感謝が伝えられ、世界の難民・避難民をめぐる状況とUNHCRの取り組みについて説明がありました。双方は、難民・避難民への支援が一国にとどまらず地域の平和と安定にも役立つこと、国際機関との戦略的な連携が地球規模の危機への対応につながることを確認し、今後も緊密に協力することで一致しました。
注目ポイント
- UNHCRの新しいトップが来日し、日本との協力関係を確認した
- 緒方貞子氏が提唱した「人間の安全保障」が、連携の土台として語られた
- 難民支援は支援先の国だけでなく、地域の平和と安定にも関わるという認識が共有された
なぜこのニュースに注目したいのか
世界では紛争や災害などで故郷を離れざるをえない人々が数多くいます。国連の難民支援機関のトップと日本政府が、あらためて協力の方向性を確認したことは、国際協力に関わるNGOや市民にとっても大切な動きです。
支援の現場では、国際機関、政府、NGO、そして市民の寄付や応援が重なり合って活動が支えられています。こうした高いレベルでの対話は、その土台を確かめる機会になると言えます。

編集長のコメント
難民・避難民の問題は、遠い国の話に思えるかもしれませんが、日本のNGOも各地で支援を続けています。今回の発表をきっかけに、UNHCRや身近な団体の活動にも目を向けてみるのはいかがでしょうか。
NGOネットワークジャパンでも、こうした動きを引き続きお伝えしていきます。ぜひ一緒に見守っていきましょう。