国際協力機構(JICA)は、2026年10月10日(土)に、セミナー「アフリカ保健医療市場の転換点 ~規制調和と現地製造が拓くケニア・日本ヘルスケア共創エコシステム~」を、JICA市ヶ谷ビルとオンラインのハイブリッドで開催します。
アフリカでは、アフリカ医薬品庁(AMA)の設立やアフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)の進展を背景に、国ごとに異なっていた医薬品の規制をそろえ、市場をまとめていく動きが進んでいます。なかでもケニアは東アフリカの経済・物流の中心で、他国の規制当局の審査結果を活用する「リライアンス」の導入や、医薬品・医療機器の現地製造の強化が進められているといいます。
セミナーには、ケニアの規制当局や品質管理機関、日本とケニアの企業関係者が登壇し、規制調和や品質保証、研究開発、現地製造の最新動向を紹介します。日本企業がアフリカで事業を展開する際の課題や官民連携の可能性について、パネルディスカッションも行われます。会場では、昼と終了後にネットワーキングの時間も予定されています。
注目ポイント
- アフリカで進む医薬品の規制調和と現地製造の最新動向を、ケニアの当事者から聞ける
- 日本・ケニア双方の企業事例とパネルディスカッションで、官民連携の可能性を議論
- 会場とオンラインのハイブリッド開催、英語に日本語の同時通訳つき
このイベントをおすすめしたい理由
必要な薬やワクチン、検査薬がきちんと届き、品質が守られることは、誰もが必要な医療を受けられる「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」の土台です。アフリカで薬を「現地でつくり、各国で使えるようにする」動きは、感染症などの健康危機への備えと、地域の産業づくりの両面で注目されています。
保健医療の国際協力というと、医師や看護師の派遣を思い浮かべがちですが、制度づくりや製造、流通といった「仕組み」の側からの協力も欠かせません。保健分野のNGOや、アフリカでの事業に関心のある企業・学生にとって、現場の最新事情をまとめて知ることができる機会です。

編集長のコメント
「規制調和」や「リライアンス」といった言葉は難しく聞こえますが、要するに「良い薬を、より早く、より多くの国の人に届けるための工夫」です。アフリカの保健医療が、援助を受ける側から、自ら製造し地域を支える側へと変わりつつあることを感じられるテーマだと思います。
申し込みの締め切りは10月8日(木)15時です。オンラインでも参加できるので、アフリカの保健医療に関心のある方は、早めにJICAのページから申し込んでください。