道普請人(CORE: Community Road Empowerment)は、「自分達の使う道は自分達で直す」ことを支える認定NPO法人です。開発途上国の問題は現地に適したやり方で、そこに住む人々自身が解決していくもの、という考えのもと、エンジニアとして適正技術の開発と住民への技術移転に取り組んでいます。
多くの開発途上国は農業国ですが、農道やため池といった農村インフラの整備が進まず、それが貧困の一因になっています。そこで同団体は、日本の伝統技術である「土のう」を使った道路整備の手法を開発し、日本古来の「道普請」の精神とともに、自分たちで維持管理していくことの大切さを伝えています。
活動実績は2026年9月末現在で32カ国、住民と整備した道路は延べ271,283m、研修・作業への参加者は25,025人にのぼります。パプアニューギニア、フィリピン、ケニア、ウガンダ、ミャンマー、タンザニアなどで、洪水地帯の盛り土や橋の設置にも取り組んできました。
注目ポイント
- 日本の「土のう」と「道普請」の精神を、開発途上国の農道整備に生かしている
- 道を直すことが、稲作の再開や子どもの就学、橋の自主補修、若者の起業などにつながった事例を紹介
- 32カ国で活動し、整備した道路は271.2km(うち土のうによる整備は86.6km)
この団体の活動が注目される理由
道を直すという身近で具体的な活動が、農産物を市場に運べるようになる、学校に通えるようになるといった暮らしの変化に結びついている点が分かりやすいと言えます。住民が自分たちで維持管理できる仕組みを重視している点も参考になります。
寄付や会員として参加する道も用意されており、500円で農道を約1m直せるという目安も示されています。支援の使い道をイメージしやすい団体です。

編集長のコメント
道を直すことが、人々のやる気や自信を引き出し、暮らしを変えていくという事例が印象的でした。日本の昔ながらの知恵が世界で役立っていることにも、心が動かされます。
各国の事例や活動の詳細は公式サイトで紹介されています。ぜひ一度のぞいてみてください。