日本ハビタット協会は、国連ハビタットの理念を共有し、市民の立場で「誰もが安全で安心して住み続けられるまちづくり」を進めている団体です。「ハビタット」は「居住」を表す言葉で、貧困や紛争、都市化、自然災害に直面する人々を、居住と居住環境の面から支えることをめざして設立されました。
現在の事業として、適切な月経衛生の対処によって女性が力を発揮できるコミュニティをつくる「生理環境改善による女性のエンパワメント」、住民主導でトイレを建設して衛生環境を改善する「スマイルトイレプロジェクト」、環境を守りながら暮らしを良くする技術を伝える環境保全事業、塩害に強い桑を植えて農業から地域の復興を進める「復興の桑プロジェクト」があります。
活動ページには、ケニア、ラオス、宮城での取り組みが掲載されています。年に2回ほど「まちづくり通信」を発行し、事業報告や収支報告も公開しています。
注目ポイント
- 地域が自分たちの力で課題を解決できるよう、住民主体のまちづくりを大切にしている
- トイレ整備、月経衛生、環境保全、桑による復興など、暮らしに近いテーマに取り組む
- ボランティア、買って支援、集めて送る、寄付など、参加の方法が複数ある
この団体の活動が注目される理由
国内外の地域それぞれの状況に合わせて、住民が主役となるまちづくりを進めている点が特徴です。海外のトイレや衛生の課題と、国内の復興支援とを同じ「住み続けられるまち」という視点でつないでいる点が参考になります。
「女性と子どもにやさしいまちづくり」や、企業など多様な関係者との協働を大切にする姿勢も掲げられており、SDGsの「誰一人取り残さない」という考え方に通じる活動です。

編集長のコメント
トイレや衛生、まちの復興といった毎日の暮らしに近いところから、世界の課題に関われることを教えてくれる団体です。
活動の様子や参加の方法は公式サイトで紹介されています。ぜひのぞいてみてください。