JICAは10月8日、フィリピン共和国エネルギー省(DOE)との間で、石油セキュリティ分野の協力を進めるための共同声明に署名しました。アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)閣僚会合の機会に行われたものです。
ASEAN諸国で石油の安定供給の重要性が高まるなか、両者はアジア・エネルギー・資源供給力強靱化パートナーシップ(POWERR Asia)の枠組みで協力します。
具体的には、石油の需給や備蓄制度に関するデータ収集と現状分析、制度や実施体制への政策提言、人材育成、専門家の派遣、現地セミナー、日本への招へいなどを通じて、日本の備蓄に関する経験を共有するとしています。
あわせて、ASEANエネルギービジネスフォーラムの開会式では、これまでの協力に対してDOEの大臣からJICAに感謝状が贈られました。
注目ポイント
- 石油の備蓄や制度づくりの知見をフィリピンと共有
- 専門家派遣・現地セミナー・日本への招へいなど人材育成も
- フィリピンとASEAN地域のエネルギー安定に貢献
なぜこのニュースに注目したいのか
エネルギーの安定供給は、暮らしや産業、医療などあらゆる分野の土台です。SDGsの「エネルギーをみんなに」にもつながるテーマです。
日本が長年培ってきた制度や経験を相手国の状況に合わせて伝える協力のかたちは、国際協力の一つの姿として参考になります。

編集長のコメント
普段あまり目にしない「石油セキュリティ」という分野ですが、人々の暮らしを支える大切な協力です。
エネルギーと国際協力のつながりに、ぜひ目を向けてみてください。詳しくはJICAの発表をご覧ください。