アジア福祉教育財団は、1969年12月に設立された公益法人です。ベトナム戦争の孤児救済、インドシナ難民の日本定住支援を行ってきました。現在は、難民コミュニティなどへの資金援助、条約難民や第三国定住難民への支援、アジア諸国の福祉関係者の訪日招聘などに取り組んでいます。
創設の背景には、ベトナム戦争で親を失った孤児たちがあふれていた状況があり、創設者たちは経済的利益だけでなく、困っている人々と苦難を分かちあうことが大切だと考えたといいます。この精神は、現在の難民の救援・定住事業やアジアの福祉関係者の招聘事業に引き継がれています。
独自の事業として、日本に定住した難民の活躍をたたえ、雇用主や民間支援団体を表彰する「日本定住難民とのつどい」を開催しているほか、難民定住者との意見交換会やプレゼンテーション・コンテスト、難民の児童・生徒の補習教室への助成も行っています。2026年5月には、アジアの福祉関係者が学び合う国際フォーラムも開催されました。
注目ポイント
- ベトナム戦争の孤児救済から始まった、50年以上にわたる国際支援の歩み
- 難民コミュニティへの資金援助や、難民児童生徒の補習教室への助成
- アジア各国の福祉関係者を招き、共に学び合うフォーラムを開催
この団体の活動が注目される理由
難民として日本に定住した人々が、世代を重ねて地域社会の一員として暮らせるよう、「伴走」を続けている点が特徴です。福祉と教育の分野から、多様な文化や価値観が尊重される社会を目指しています。
支援の対象は難民だけでなく、困難に直面する外国人定住者にも広がっています。意見交換会やコンテストなど、当事者の声を社会に伝える場づくりにも力を入れています。

編集長のコメント
私たちの身近な地域にも、さまざまな背景を持つ人々が暮らしています。財団の「ひとりひとりを大切に」という言葉は、その隣人を思い浮かべるきっかけをくれます。
活動報告や刊行物、動画は公式サイトで公開されています。まずは活動の様子を、のぞいてみませんか。