外務省は2026年9月28日、ボリビアへの渡航者・滞在者に向けた注意喚起を海外安全ホームページに掲載しました。同国政府が6月に出した緊急事態宣言は、9月17日に議会の承認を受けて90日間延長されています。軍や警察が主要な幹線道路やインフラを警備しているため、大規模な道路封鎖を伴う抗議活動は抑えられ、幹線道路の通行はおおむね保たれているとのことです。ただし、政局の対立などをきっかけに、突然の混乱や局地的な抗議活動が再び起きる可能性もあるとしています。
もう一つの懸念は燃料不足です。経済の不況や外貨不足を背景に、ガソリンやディーゼル燃料が足りない状態が続いており、都市間の長距離バスや市内の公共交通で減便・運休・遅れが出るおそれがあります。ウユニ塩湖など地方の観光地への車での移動や、国内線の運航スケジュールにも影響が出る可能性があります。
外務省は、旅程に数日の予備日を設けること、移動前に交通機関の運行状況を確認すること、集会や抗議活動には近づかないこと、路上検問が強化されているため外出時は身分証明書(パスポートなど)を持ち歩くことを呼びかけています。また、3か月以上滞在する人は在留届、3か月未満の人は「たびレジ」への登録を勧めています。
注目ポイント
- 緊急事態宣言は9月17日に議会承認を受け、90日間延長
- 燃料不足で長距離バス・市内交通・国内線などに影響のおそれ。旅程には数日の余裕を
- 外出時は身分証明書を携行し、抗議活動や集会には近づかない
なぜこのニュースに注目したいのか
ボリビアにはウユニ塩湖などの観光地があり、旅行や現地での活動で訪れる人もいます。スタディツアーや現地での活動を予定している団体・個人にとって、交通の乱れは日程や安全に直結します。
今回の情報は、治安だけでなく「燃料不足で予定どおり移動できない」という現実的なリスクを具体的に示しています。国際線に乗り遅れないよう日程に余裕を持たせるなど、計画の段階で備えられることが多いのが参考になります。

編集長のコメント
海外での活動や旅行では、治安の情報に目が向きがちですが、今回のように燃料不足でバスが動かないといった事情も大きな影響を与えます。現地で暮らす人たちの状況にも思いを寄せつつ、安全で無理のない計画を立てたいですね。
なお、この記事は2026年9月28日に発出された情報をもとにしています。状況は変わることがありますので、渡航や活動を予定している方は、必ず外務省海外安全ホームページで最新情報を確認してください。