ワールドチルドレン芸術祭は、東北福祉大学の学生たちが中心となって続けている団体です。2020年まで「ストリートチルドレン芸術祭」として活動し、より多くの子どもたちが参加できる芸術祭にしたいという思いから、今の名前に変わりました。災害や紛争、貧困などで厳しい境遇にある子どもたちの存在や思い、夢、メッセージを、子どもたちが描いた絵を通じて世界中の人に伝えることを目指しています。
活動の柱は、子どもたちの絵を集めたチャリティカレンダーの制作と販売で、制作は今年で20年目を迎えるといいます。収益は必要経費を除いて、世界各地で活動するピースウィンズ・ジャパンを通じて、絵を描いてくれた子どもたちの住む地域のために活用されます。2026年版のテーマは「瞬間(とき)」で、11か国の子どもたちの作品が収められています。
カレンダーのほかにも、原画展やオリジナルグッズの制作・販売、地球フェスタやグローバルフェスタ、大学の催しへの出展など、年間を通じて活動を伝える機会をつくっています。仙台では百貨店前などでの街頭販売も行っています。
注目ポイント
- 東北福祉大学の学生たちが、世界の子どもたちの絵でチャリティカレンダーをつくっている
- 収益は必要経費を除き、絵を描いた子どもたちの地域のために使われる
- 原画展やグローバルフェスタなど、絵を通じて子どもたちの思いを伝える場をつくっている
この団体の活動が注目される理由
絵は、言葉や国境をこえて子どもたちの思いを伝えてくれます。カレンダーを手にとることが、そのまま遠くの子どもたちを支える一歩になる、わかりやすい仕組みです。
学生たちが自分たちの手で20年にわたって活動を続けていることも大きな魅力です。国際協力に関心のある若い人の入り口として、参考になる取り組みです。

編集長のコメント
グローバルフェスタのブースでは、学生さんたちが「まずは子どもたちの現状を知ってほしい」と話してくれました。絵の向こうにいる子どもたちに思いを寄せるところから、国際協力は始まるのだと感じます。
ぜひカレンダーや原画展を手がかりに、活動をのぞいてみてください。