TICO(Tokushima International COoperation)は、徳島県の医師たちを中心に構成されるNGOで、1993年に徳島で設立されました。地域と地域のつながりを重視しながら、ザンビアとカンボジアを中心に医療・農村開発・教育支援に取り組み、技術や知識を現地に根づかせる活動を大切にしています。
ザンビアでは、国立心臓病院と協力して心臓血管外科の技術移転を進めてきたほか、2002年の大規模な干ばつをきっかけに、農業短期大学と連携して干ばつに強い村づくりを支援しています。農村部のコミュニティースクールの設備面の支援も行っています。カンボジアでは、救急システムが十分でない状況を踏まえた救急医療支援に取り組んできました。
日本国内では、活動の経験を共有する「地球人カレッジ」を毎月開いているほか、独自の教材を使って学校や職場で講演をするなど、国際理解教育・地球市民教育にも力を入れています。機関紙「Face to Face」は1994年の創刊号から公式サイトで読めます。
注目ポイント
- 徳島の医師たちを中心に、医療の技術や知識を現地に移す取り組み
- ザンビアでは医療と農村開発、カンボジアでは救急医療と、地域のニーズに合わせた活動
- 「地球人カレッジ」や機関紙で、国内の市民にも活動を伝えている
この団体の活動が注目される理由
地方発のNGOが、医師の専門性を生かして30年以上にわたり海外の保健医療や暮らしの課題に関わり続けている点が特徴です。支援する側が先進国としてどう関わっているかを意識して活動するという理念も参考になります。
機関紙のバックナンバーを無料で公開するなど、活動の情報を広く伝えようとする姿勢があります。また、日本のNGOでは数少ないCAFアメリカの認証を受けていると紹介されています。

編集長のコメント
地域のつながりを大切にしながら、世界の医療や暮らしの課題に長く向き合ってきた活動に、国際協力の奥深さを感じます。
活動の詳細や毎月の地球人カレッジの案内は公式サイトで紹介されています。ぜひのぞいてみてください。