神戸の高校生が3500台を修理 「空飛ぶ車いす研究会」が技術でつなぐ国際協力

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出典

産経新聞(Yahoo!ニュース配信)

団体
神戸市立科学技術高校「空飛ぶ車いす研究会」
創部
2005年(平成17年)
修理台数
約3,500台(全国最多)
届け先
ネパール、スリランカなど開発途上国
全国の取り組み
1万2000台以上が届けられている

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画像:産経新聞(Yahoo!ニュース配信)(2026年10月16日撮影)

使われなくなった車いすを修理して、開発途上国へ送る取り組みが全国の高校などで続いています。中でも神戸市立科学技術高校の「空飛ぶ車いす研究会」は、創部以来、全国最多の約3500台を無償で直してきたと紹介されています。

10月初旬の同校の実習室では、5人の部員が部品を交換したり、パイプを磨いたりと黙々と作業していました。途上国の道路事情や部品調達の難しさを考え、タイヤはすべてパンクしないものに交換しているそうです。部長の3年生は「人の役に立てることにやりがいを感じます」と話しています。

活動の原点は阪神・淡路大震災です。当時、旧神戸工業高校の生徒たちは支援物資の仕分けなどのボランティアをする中で、「工業の技術を使った支援もできないか」と考えるようになりました。栃木県の高校生が車いすを修理して海外へ届けているという記事をきっかけに、部品を別の車いすから調達でき、海外向けなら地元企業とも摩擦が起きにくいことから、この取り組みに行き着いたとされています。

車いすを直して海外へ届ける活動は1999年から続く全国的なボランティアで、車いすが空輸されることから「空飛ぶ車いす」と呼ばれています。日本社会福祉弘済会が主体となり、全国の高校や社会福祉協議会が修理を担当。途上国へ渡航する旅行者が手荷物として運ぶ仕組みで、これまでに1万2000台以上が届けられました。

注目ポイント

  • 高校生が授業や部活動の技術を生かして車いすを修理
  • 旅行者が手荷物として運ぶ「ボランティアのリレー」
  • 阪神・淡路大震災での経験が活動の出発点

なぜこのニュースに注目したいのか

国際協力というと大きな組織の活動を思い浮かべがちですが、学校の実習室での修理が、遠い国の誰かの移動を支えている点が印象的です。修理する人、運ぶ旅行者、受け取る人と、多くの人の手がつながっています。

自分の持つ技術や、旅行のついでにできることでも国際協力に参加できる、という具体例として参考になります。

編集長のコメント

震災の経験から生まれた思いが、20年以上たった今も後輩たちに受け継がれていることに心を動かされました。

皆さんの身近にも、自分の得意なことを生かして誰かの役に立てる方法があるかもしれません。ぜひ一度、探してみてくださいね。

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