Malaria No More Japan(MNMJ)は、かつてマラリアを克服した経験をもつ日本で、2012年10月に誕生した団体です。2013年2月にNPO法人として活動を始め、2015年6月に認定NPO法人となりました。アジア諸国を中心に世界的なマラリア撲滅の流れをつくり、啓発や政策提言を行うことを目的としています。
活動の軸は、政策提言活動、連携促進活動、そして「ZERO マラリア2030キャンペーン」の3つです。2017年4月には、2030年までにマラリア制圧をめざす宣言をしました。公式サイトでは、保健次官が語る官民連携の映像、国会議員向けの勉強会、「ゼロマラリア賞」の授賞式やアジア太平洋地域の官民対話の開催なども紹介されています。
サイトの解説ページでは、マラリアについて分かりやすくまとめています。WHOが発表した「世界マラリアレポート2021」によれば、2020年のマラリア患者数は世界で2億4100万人、死亡者数は62万7000人と推定され、死亡者の約80%は5歳未満の子どもでした。日本でも沖縄でゼロマラリアが達成されたのは1962年で、かつては身近な病気だったことも紹介されています。
注目ポイント
- 2012年10月設立。2015年6月から認定NPO法人
- 政策提言・連携促進・「ZERO マラリア2030キャンペーン」を軸に活動
- マラリアの基礎知識や日本の歴史を、サイトで分かりやすく解説
この団体の活動が注目される理由
マラリアは予防と治療ができる感染症でありながら、今も多くの子どもたちの命に関わっています。この課題に、日本から啓発や官民の連携という形で関わる団体として、取り組みの意義は大きいと言えます。
かつて日本もマラリアを克服した歴史があることを知ると、遠い国の話ではなく自分たちにもつながる課題だと感じられます。個人でも団体でも支援できる方法が用意されているのも、参加しやすい点です。

編集長のコメント
「世界で最も人を殺しているのは蚊」という一文には、ハッとさせられます。身近な蚊と、世界の感染症が一本の線でつながっていることを教えてくれます。
公式サイトの「マラリアとは?」のページは、読み物としてもおすすめです。まずは知ることから始めてみませんか。