ネパールの山岳地では、農業を離れて出稼ぎに出る若者が多く、農村の生産力と活力がさらに落ちる心配が高まっています。主な要因は、農業用水が乏しくて農業の生産性が低く、現金収入が不安定なことです。清潔な水へのアクセスが足りないことや、教育の環境が整っていないことも挙げられています。
「地域の住民と行政が自らの力で課題を解決し、暮らしを底上げしていく取り組みが必要」と考えたFIDRは、2022年2月から、オカルドゥンガ郡・ソルクンブ郡で地域総合開発を始めました。農業、保健衛生、教育という複数の分野で活動し、その過程では住民や行政関係者の参加を大切にしてきたそうです。
4年半を経て、この地では住民の暮らしが着実によくなり、住民の意識や行動にも変化が生まれているといいます。報告会では、どんな困難を乗り越えてきたのか、なぜうまくいったのか、FIDRの地域総合開発がもつ価値とは何かを、現場で活動を率いてきた前ネパール事務所長がお話しします。登壇者は2015年にFIDRへ入団し、カンボジア駐在中に農村の地域総合開発に携わったあと、2021年12月にネパール事務所長に就任した人です。
注目ポイント
- ネパール山岳地での4年半の地域総合開発の成果と学びを、現場を率いた前所長から直接聞ける
- お茶の水での対面(50名程度)とZoom(85名)の両方で参加できる
- 申し込みは11月2日(月)10時まで。要申込・先着順
このイベントをおすすめしたい理由
出稼ぎに頼らざるをえない村が、住民と行政の力で暮らしを立て直していく。その歩みを、事業の責任者だった人から直接聞ける機会は多くありません。農業・保健衛生・教育をまとめて進める「地域総合開発」のねらいを、具体的な現場の話から学べます。
対面とオンラインの両方があるので、遠方の人も参加しやすいのも魅力です。国際協力の現場で何が起きているのかを知る第一歩として、気軽に申し込んでみてください。

編集長のコメント
グローバルフェスタのFIDRブースで、担当の那須野さんが「世界の中でどんなことが起きているか、まず知って考えてほしい」と話していました。この報告会は、その「知る」にぴったりの場だと思います。
対面でもオンラインでも参加できます。申し込みの締め切りは11月2日の10時、ぜひ予定に入れてみてください。