ハンガー・フリー・ワールド(HFW)は、飢餓のない世界をめざして活動する国際協力NGOです。世界では十分な食料が生産されているのに13人に1人が慢性的な栄養不足に直面しているとして、食べ物を自らの手で得られることを人間の基本的な権利ととらえ、「食料への権利」の実現のために住民の自立を支援しています。
1984年4月にアメリカに本部を置くNGOの日本支部として活動を始め、2000年6月に日本に本部を置く国際協力NGOとして独立しました。同年9月に特定非営利活動法人として設立され、2023年6月には東京都から認定NPO法人として認定を受けています。2008年10月からは、他団体とともに「世界食料デー」月間の事務局を毎年担っています。
現地では、住民の中から選ばれたリーダーが研修を受けて仲間に呼びかけ、地域に必要な事業を一緒に進める「住民主体の参加型開発」を行っています。住民が自分たちで事業を続けられるようになったら、その地域から撤退する方針です。日本国内では、書損じハガキの回収キャンペーンや、学校・企業向けの啓発、ボランティアの受け入れなどを行っています。
注目ポイント
- 「食料への権利」の実現をめざす、住民主体の参加型開発
- 第24回書損じハガキ回収キャンペーンでは、全国から8万3196名・企業団体219組が参加し、換金額は合計2億943万7648円
- 「世界食料デー」月間の事務局を、2008年から毎年担当
この団体の活動が注目される理由
食料を届けるだけでなく、飢餓の原因を見極め、住民自身が将来にわたって食べ物を得られる力をつけることをゴールにしている点が特徴です。支援の終わり方まで見据えて事業を設計していることが、公式サイトのQ&Aから伝わってきます。
書損じハガキを送る、イベントに参加する、ボランティアをする、毎月の寄付(ひとつぶ募金)をするなど、暮らしの中で関われる方法が豊富です。HFWの運営には265名以上のボランティアが関わっていると紹介されています。

編集長のコメント
「食べる」ことは毎日のことだからこそ、世界の飢餓を自分ごととして考えるのは難しいものです。ハンガー・フリー・ワールドは、私たちの食卓と世界のつながりを、やさしく教えてくれます。
引き出しの中に、使っていない書損じハガキはありませんか。公式サイトで、できることをのぞいてみませんか。