シャンティ国際ボランティア会(SVA)は、すべての子どもに教育を届けるため、アジア7カ国8地域で教育文化支援と緊急人道支援を行っています。「共に生き、共に学ぶ」ことのできる平和(シャンティ)な社会を使命に掲げ、本を通した学びが生きる力となり、心の平和を育み、やがて未来を拓くと信じて活動しています。
出発点は1980年、タイのカンボジア難民キャンプでの教育文化支援でした。1981年12月10日に設立され、その後カンボジア、ラオス、ミャンマー、アフガニスタン、ネパールなどへ活動を広げています。これまでに学校475校の建設、図書館・図書室1,096か所の設置、698タイトルの絵本の出版を行ったと紹介されています。1999年には、翻訳絵本を作って届ける「絵本を届ける運動」も始めました。
日本国内でも、阪神・淡路大震災以降、国内外の被災地で緊急人道支援に取り組んでいます。2020年からは、外国にルーツを持つ子どもの居場所づくりも進めています。フェアトレードのお買い物で学びを支える「クラフトエイド」など、日常から参加できる仕組みも用意されています。
注目ポイント
- 本に触れる文化づくりと教育の質の向上を目指し、図書館・学校・絵本出版を一体で支援
- 学校475校の建設、図書館・図書室1,096か所の設置など、40年以上の積み重ね
- 「絵本を届ける運動」やクラフトエイドなど、誰でも気軽に参加できる国際協力のかたち
この団体の活動が注目される理由
紛争や災害、貧困の中でも子どもたちが学べるように、本や教材、学びを届ける人、安心して学べる場所、学びと出会うきっかけを、住民や行政と一緒に整えている点が特徴です。現地の言葉で読める本を出版するなど、地域に根ざした工夫が紹介されています。
翻訳絵本をつくる「絵本を届ける運動」は、家庭でも取り組める国際協力として1999年から続いています。寄付だけでなく、ものを送る、買い物をする、イベントに参加するなど、関わり方を選びやすい団体です。

編集長のコメント
1冊の絵本は、読み書きを学ぶ道具であると同時に、知らない世界への窓にもなります。シャンティの活動からは、その窓を子どもたちの身近な場所に開こうとする、粘り強い歩みが伝わってきます。
公式サイトでは、活動地の様子やイベント情報も紹介されています。気になる活動から、読んでみませんか。