SALASUSU(サラスースー)は、「誰も取り残されない教室」をつくることを掲げ、カンボジアの教師の成長を支える認定NPO法人です。サイトでは、学校や教材、カリキュラムが整いつつあっても授業の質が追いつかず、10歳になる頃に必要な読み書きができる子どもは全体の10%にとどまると紹介しています。教室の質は教師の存在にかかっているという考えから、教師の学びを支える活動を行っています。
活動は大きく3つあります。シェムリアップ州ソトニコム地区にある実験校「Community Laboratory School」では、近隣の公立校に通う小学生約50名が学び、すべての生徒が45分間学び続けられる授業の研究と実践を進めています。公立の小中学校や教員養成大学の付属学校では、「授業研究」を中心にした教師向け研修を行っています。また日本の中学・高校・大学生向けに、カンボジアの農村で学ぶスタディツアーも提供しています。
前身団体のかものはしプロジェクトのもとで、カンボジアの最貧困層の女性への職業教育から始まりました。その後、カンボジアの公立職業訓練学校で教師育成事業を始め、現在は公教育の改革へと方針を転換して、工房を実験校として再編成しています。2026年末には、教師向けの4泊6日のカンボジアスタディツアーも予定されています。
注目ポイント
- 「誰も取り残されない教室」をめざし、教師の学びと成長を支える取り組み
- 約50名の小学生が学ぶ実験校で、質の高い授業を研究・実践
- 日本の中高大学生や教師が参加できる、カンボジアでのスタディツアー
この団体の活動が注目される理由
学校の建物や教材だけでなく、教室での授業の質に注目し、その鍵となる教師の成長を支えている点が特徴です。現場の実験校で得た知見を、公立校での研修へと広げていく流れが明確です。
月1,000円からの継続寄付(サポーター)、スタディツアー、インターンなど、日本から関わる方法も用意されています。教育に関心のある方が、現地を知る入り口になります。

編集長のコメント
どんなに立派な教室があっても、そこで学ぶ子どもが「わかった」と感じられることが何より大切なのだと、SALASUSUの活動から気づかされます。その学びを支えているのが、先生たちの成長だという視点が印象的です。
公式サイトでは、スタディツアーやインターンのお知らせも紹介されています。教育を見つめ直すきっかけに、のぞいてみませんか。