2012年11月、イスラエル軍が「防衛の柱」作戦を発動、ガザ地区に猛砲爆撃を見舞い、170人
を殺し、1300人以上に重軽傷を負わせました。その後、パレスチナが国連総会の圧倒的多数で
「オブザーヴァー国家」の地位を認められた際、イスラエルは、アメリカと組んで、この国連
総会決議を止めようと、必死で外交工作しました。それが失敗すると、エルサレム包囲網を完
成させる、新たな入植地建設計画を打ち出しました。こうした一連の強硬策は、残念ながら、
イスラエル人の多数派に支持されています。最近の世論調査によると、2013年1月のクネセト
(イスラエル国会)選挙で、右派・宗教派連合が引き続き圧倒的優位を維持すると予想されま
す。
なぜ、このようなことが起きているのか、イスラエルの平和運動は、こうしたことに対し、ど
のように向かい合ってきたのか。なぜ、イスラエルの右傾化を止めることができないのか。今
回来日する、イスラエルの平和運動「グーシュ・シャローム」のスポークスマン、アダム・ケ
ラーさんの話を聴きたいと思います。
アダム・ケラーさんは、徴兵拒否や軍隊内の反戦活動で投獄されたこともあり、イスラエルの
社会と政治、平和運動の歴史にも詳しい人物です。彼の属する「グーシュ・シャローム」の前
身は、元クネセト議員でジャーナリストのウリ・アヴネリ氏や、軍人から平和活動家に転じた
故マティヤフ・ペレド将軍らが設立した、Israeli Council for Israeli-Palestinian Peace
です。1967年占領地からの完全撤退、パレスチナ独立国家との2国共存、イスラエルを「ユダヤ国
家」と定義づけることに反対、パレスチナ難民の帰還権については、交渉で解決――などの原則を
掲げています。
イスラエルの平和グループの中でも少数派ですが、それだけに、問題の核心にせまるお話が聴ける
と期待できます。ぜひご参加ください。
■日時: 1月15日(火) 18時(17時半開場)
■場所: リバティタワー 1166号教室(11階)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1〜1
中央線 御茶ノ水 徒歩 3分
東京メトロ千代田線 新御茶ノ水 B1・B3出口 徒歩 5分
都営三田線 神保町 A5出口 徒歩 5分
■入場料(資料代): ¥800
■主催: ・「イスラエルの平和運動は今――アダム・ケラー講演会」実行委員会
・社会思想史研究会
【問い合わせ先】
・アル・ジスルー日本とパレスチナを結ぶ(略称:JSR)
jsr@ksn.biglobe.ne.jp ☎ 090-2167-4802
・ミーダーン
midan.filastine@gmail.com ☎
<講師 アダム・ケラー氏>
1955年生まれ。イスラエルのジャーナリスト、平和活動家。1993年に誕生したイスラエルの平和団体「グーシュ・シャローム」(Gush Shalom)の
スポークスマン。同機関紙“The Other Israel” の編集長。1988年には、イスラエル軍の戦車や軍用車に反戦スローガンを書き、3ヶ月間投獄。
1995年、Israeli Council for Israeli-Palestinian Peace(グーシュ・シャロームの前身)が「多田謡子反権力人権賞」(1989年創設)を授賞した際、
その代表として来日した。主著、Terrible Days: Social Divisions and Political Paradoxes in Israel (CYPRES Amstelveen 1987)は、
「シオニズム」と、このイデオロギーを基盤に建国されたイスラエルの社会・政治を分析、国内の
平和運動についても紹介している。