【報告会】保護政策から“置き去りにされた”太古の森
― 豪州タスマニア、森林協定以後 ―
【主催】麻布大学国際コミュニケーション研究室
【日時】12月15日(金) 午後6時30分〜8時30分
【場所】環境パートナーシップオフィス(EPO)会議室
http://www.geic.or.jp/geic/intro/access.html
【アクセス】東京メトロ「表参道駅」B2出口徒歩5分コスモス青山B2F
【参加費】無料
【予約】不要(先着60名まで)
【内容】スライドショーによる現地の近況報告、ポスター展示、自主制作ビデオ上映
【連絡先】麻布大学環境政策学科国際コミュニケーション研究室(教員原田)
【メールアドレス】 haradaa@azabu-u.ac.jp
【電話】042-754-7111(大学代表)
《解説》
タスマニア州では、1997年の地域森林協定締結以降、原生林をふくむ天然林伐採そして日本への木材チップ輸出が増加の一途を辿ってきましたが、2004年10月の連邦議会総選挙前には、タスマニアの伐採問題は全国的な一大争点と目され、緑の党や環境保護団体ばかりか、林産業界や政府与野党までがタスマニアの森林に関わる、さまざまな政策提言をおこないました。こうした森林保護運動の盛り上がりを背景に昨年5月、連邦政府と州政府による新しい森林保護政策(タスマニアン・コミュニティー・フォーレスト・アグリーメント)が発表されました。この保護策により、一部の保護価値の高い森林は保護されました。しかし同時に、総選挙前にハワード首相みずからが保護の公約をしたものの、結局、保護対象から除外されてしまった森林も多く存在します。じっさい、州南部のスティックス渓谷、フロレンタイン渓谷では、この<除外>を契機に伐採がはじまりました。また、ウェルド渓谷でも活動家たちによる冬越しのキャンプがつづくなか、伐採の脅威が高まっています。
今年9月、研究室の11名の学生たちと教員は、こうした伐採地や伐採予定地をまわる視察ツアーをおこないました。わたしたちが目の当たりにしたものは、《置き去りにされた》森の、伐採の痕跡生々しい光景でした。伐採された木材は、現地で数センチ四方のチップに切削された後、日本の製紙会社に運ばれ、私たちが普段使う紙の原料となっています。報告会では、日本人の紙使用のあり方についても提言をおこないたいと思います。会場では豪州ハワード首相宛陳情書の署名活動をおこないます。