ロシナンテスは、病院がないなどの理由で必要な医療を受けられない地域に、「医」を届ける国際NGOです。ここでいう「医」は、診療だけでなく、井戸を掘って水を確保することや、学校を建てて医師や看護師を育てることも含めた広い意味で使われています。
2005年にスーダンで医療活動を始め、翌2006年5月に北九州市でNPO法人として設立されました。団体名は、小説『ドン・キホーテ』に登場する痩せ馬「ロシナンテ」に由来し、一人ひとりは小さな力でも、集まれば世界を笑顔にできるという想いが込められています。
主な活動は、車で村々を回る巡回診療(2万人に医療が届く仕組みを整備)、3つの村への診療所の建設、井戸の建設・改修などです。現在は主にスーダンとザンビアで、母子保健や結核対策、栄養改善にも取り組んでいます。2026年は設立20周年にあたり、記念の講演やチャリティーウォークも開かれています。
注目ポイント
- 巡回診療で、2万人に医療が届く仕組みを整備
- 3つの村に診療所を建て、安定した医療を届ける
- 井戸の整備や学校建設、栄養改善まで含む、包括的な保健事業
この団体の活動が注目される理由
診療だけで終わらせず、水・教育・栄養まで含めて、地域の人たち自身が医療を続けられる仕組みをつくることをめざしている点が特徴です。「医療を自分たちのものにする」という視点が、活動の中心にあります。
日本国内でも、講演会やDVDの無料貸出、イベント、インターン募集など、活動を知り参加できる機会が数多くあります。20周年を迎え、これまでの歩みを振り返る企画も開かれています。

編集長のコメント
病気になったとき、すぐに診てもらえる場所があることは、とても大きな安心です。ロシナンテスの活動を知ると、その当たり前が誰にとっても届くよう、息長く続ける努力の大切さを感じます。
公式サイトでは、現地のブログやイベント情報が随時更新されています。お近くで開かれる講演や写真展があれば、気軽に足を運んでみませんか。