パルシックは、災害や紛争などで困難に陥った人びとが尊厳のある暮らしを取り戻すのを支える国際協力NGOです。国と国の協力ではなく、国境を越えた市民と市民が直接、対等な関係を築く「民際協力」を掲げ、日本を含むアジアの10カ国で活動を展開してきました。
2008年にアジア太平洋資料センター(PARC)から、民際協力事業とフェアトレード部門を分ける形で発足しました。活動は、緊急支援、復興支援、経済自立支援と段階を踏んで長く続けるのが特徴で、「支援する側」と「される側」ではなく、互いに支え合う関係づくりを目指しています。2017年11月に認定NPO法人となりました。
活動報告では、ガザ地区で4,128世帯に食料を届けた緊急支援、家庭菜園や養鶏による暮らしの再建、スリランカの小規模紅茶農家や東ティモールのコーヒー生産者を支えるフェアトレードなどが紹介されています。日本でも、東京都葛飾区の「みんかふぇ」で子ども食堂やフードパントリーに取り組んでいます。
注目ポイント
- 緊急支援から復興、経済的自立へと、段階的に長く寄り添う支援
- コーヒーや紅茶などのフェアトレードで、生産者の暮らしを支える
- スタディツアーやイベント、インターンなど、現場を知る機会が多い
この団体の活動が注目される理由
支援を一時的なもので終わらせず、現地の人びとの経済的な自立までを見据えて取り組んでいる点が特徴です。地域を知るための調査から始め、現地の人びとと信頼関係を築きながら進めています。
海外での活動と、日本国内での居場所づくりやフェアトレードがつながっていることも魅力です。商品を買う、寄付をする、イベントに参加するなど、関わり方を選びやすい団体といえます。

編集長のコメント
毎日手にするコーヒーや紅茶の向こうに、作っている人の暮らしがあります。パルシックの「民際協力」という言葉は、遠い土地の人びとを身近な隣人として思い浮かべるきっかけをくれます。
公式サイトには、スタッフが書いた活動レポートや、参加できるイベントの情報がそろっています。気になるテーマから、のぞいてみませんか。