JICAは9月7日、中米グアテマラの首都グアテマラシティで、同国の教育省との間で技術協力プロジェクト「学校給食事業実施強化プロジェクト」の実施枠組みに合意し、討議議事録(R/D)に署名しました。署名は教育大臣とJICAグアテマラ事務所長の間で交わされたとのことです。
このプロジェクトでは、学校給食の運営ガイドラインづくり、モニタリングの仕組みの構築、人材育成、栄養教育の強化などに取り組みます。子どもの栄養改善というグアテマラの重要な課題に向け、給食制度を運営する力と、栄養教育を進める体制を高めることがねらいです。
まずは2つの県を対象に、給食の管理・運営体制や食育を整え、そこで作ったガイドなどを他の学校や県へ広げていくための土台を築きます。日本が積み重ねてきた学校給食と食育の知見を共有し、中南米地域の子どもたちの健康的な発育にもつながることが期待されています。
注目ポイント
- 給食の運営ガイド、食育ガイド、フォローアップのためのツールを整え、仕組みとして定着させる
- 対象は2県からのスタートで、将来の全国展開を見据えた基盤づくりを目指す
- 日本の学校給食・食育の経験を、中南米の子どもたちの健康づくりに生かす
なぜこのニュースに注目したいのか
毎日の給食は、子どもが栄養を取れる大切な機会であると同時に、学ぶ意欲や健康を支える土台でもあります。今回の協力は、食べ物を届けるだけでなく、給食を続けて運営していく「しくみ」と「人」を育てる点が特徴です。
日本の給食や食育の経験が海外の地域づくりに役立つという点は、国際協力を身近に感じられるテーマではないでしょうか。

編集長のコメント
給食は私たちにとって当たり前の存在ですが、その運営の知恵が海を越えて役立てられているのは心強いですね。
ガイドやツールを整えて他の学校へ広げていくという、息の長い取り組みが参考になります。進み具合は、JICAの発表などでこれからも注目していきたいと思います。気になる方は、ぜひ原文もご覧ください。