アジア パシフィック アライアンス(A-PAD)は、アジア太平洋地域でNGO・企業・政府が災害支援のために国境を越えて協力する仕組みです。日本のジャパン・プラットフォームやシビックフォースをモデルに、各国に災害支援のプラットフォームを広げることを目指しています。
2012年10月にインドネシアのジョグジャカルタで開かれた「第5回アジア防災閣僚級会合」のプレ・カンファレンスで、正式な発足が宣言されました。2014年からは日本政府からの拠出金を得て、各国の商工会議所やNGOネットワークが参加する災害支援プラットフォームづくりを進めています。
掲げる価値は、国や地域、宗教、政治を超えた災害支援(国際性)、相互支援、人道性、透明性などです。ウェブサイトでは、バングラデシュ、インドネシア、フィリピン、スリランカ、台湾などでの緊急支援や訓練の報告も紹介されています。
注目ポイント
- NGO・企業・政府が参加する、国境を越えた災害支援の連携の仕組み
- 各国に「ナショナルプラットフォーム」をつくり、国どうしの相互支援を促進
- 洪水や地震などの緊急支援レポートや訓練の様子を、ウェブサイトで発信
この団体の活動が注目される理由
災害はひとつの国だけでは対応しきれないことがあります。事前の合意に基づいて、緊急時に資金や情報を素早く提供し合えるようにする、という考え方が特徴です。
政府、企業、市民団体それぞれの強みを持ち寄る点が、この団体の大きな持ち味です。公式サイトでは各国の最新の支援報告も読めるため、災害支援の現場がどのように連携しているかを知る手がかりになります。

編集長のコメント
大きな災害のニュースを目にすると、何ができるだろうと考える方も多いと思います。A-PADの取り組みは、支援は一団体だけでなく、さまざまな立場の人が力を合わせることで届くのだと教えてくれます。
公式サイトでは各国の活動レポートが日本語・英語で紹介されています。気になる国の報告から、ぜひ読んでみませんか。