環境省環境研究総合推進費プロジェクト
「里山・里地・里海の生態系サービスの評価と新たなコモンズによる自然共生社会の再構築」
国際シンポジウム
里山・里地・里海の生態系サービス:自然共生社会に向けた戦略展開
主催:国連大学高等研究所 、(独)国立環境研究所 、横浜国立大学 、東京大学 、人間文化研究機構総合地球環境学研究所
共催:環境省
開催の趣旨
言語:日本語および英語(同時通訳あり)
地球環境変化や社会・経済のグローバル化のめざましい今日、生物多様性を損なわずに自然資源を将来にわたり有効活用していくため、自然共生社会の再構築が求められています。一方で、2011年3月11日に発生した東日本大震災の甚大な影響により、自然資源利用における行動および政策の変更が余儀なくされるとともに、人と自然の関係のあり方を改めて考え直す必要にもせまられています。こうした状況のもと、大震災の被害を克服し、農林水産業をはじめとする人間活動の生産性を高めつつ、生物多様性および生態系サービスを保全し、管理していくことが重要な課題となっています。
環境省環境研究総合推進費プロジェクトE-0902「里山・里地・里海の生態系サービスの評価と新たなコモンズによる自然共生社会の再構築」では、日本の里山・里地・里海が提供する生態系サービスを評価し、生物多様性を保全しながら生態系サービスを持続的に利用する方策を新たなコモンズとして提唱することによって自然共生社会に向けた政策オプションを提示することを目指し、研究を行ってきました。
本シンポジウムは、この研究成果を報告し、グローバル化および地球環境変動のもとで、いかに里山・里地・里海からの生態系サービスを持続的に利用し管理していくか(新たなコモンズ)を議論することを目的に開催します。シンポジウムでは、研究の主要な結果に加え、日本の里山・里地・里海がもたらす生態系サービスについて国際的な見解を発表するとともに、震災とその生態系サービスへの影響が持つ意味を検討して、自然共生社会の実現に向けた政策オプションを模索します。
なお、本シンポジウムは、環境省環境研究総合推進費E-0902平成23年度第2回アドバイザリーボード会合を兼ねて行うものです。
プログラム
10:00 – 10:10 開会の挨拶
竹本和彦 国連大学高等研究所 プログラム・ディレクター
渡辺綱男 環境省 自然環境局長
渡辺正孝 国連大学高等研究所 客員教授/慶応義塾大学政策・メディア研究科 特任教授
第 1 部(基調講演および報告)
進行:中村浩二 金沢大学学長補佐(社会貢献)・環日本海域環境研究センター長教授/国連大学高等研究所 客員教授
10:10 – 11:10 基調講演1「生態系サービスの価値と里山・里海」
アナンサ・クマール・ドゥライアパ IHDP事務局長
11:10 – 11:25 報告「里山・里海の長期的傾向と将来的リスク」
松田裕之 横浜国立大学環境情報研究院 教授
11:25 – 11:40 報告「里山・里地の生物多様性と多面的機能の統合評価」
大黒俊哉 東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授
11:40 – 12:00 報告「里山・里海の文化的価値と新たなコモンズ」
湯本貴和 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 教授
秋道智彌 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 教授
12:00 – 12:30 報告「里山・里海がもたらす生態系サービスの総合評価システム」
渡辺正孝 国連大学高等研究所 客員教授/慶応義塾大学政策・メディア研究科 特任教授
武田史郎 関東学園大学経済学部 准教授
岡寺智大 (独)国立環境研究所アジア自然共生研究グループ 研究員
12:30 – 13:30 昼休み
第2部(基調講演および特別セッション
進行:嘉田良平 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 教授/横浜国立大学教授
13:30 – 14:30
基調講演2「グローバル化と社会・生態学システムのガバナンス」
エドゥアルド・S・ブロンディジオ インディアナ大学ブルーミントン校人類学部教授
14:30 – 15:50 特別セッション「東日本大震災による里山・里海の生態系サービスへの影響と再生」
「津波による被害と適応」
柴山知也 早稲田大学理工学術院 教授/早稲田大学・東日本大震災復興研究拠点・複合災害研究所長
「里山の放射能災害と今後」
恩田裕一 筑波大学大学院生命環境系 教授
「漁村・水産業の災禍と復興」
秋道智彌 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 教授
「里山・里海連携による三陸復興国立公園(仮称)の展開」
渡辺綱男 環境省 自然環境局長
15:50 – 16:10 コーヒー・ブレイク
第3 部(総合討論およびコメント)
16:10 – 17:15 総合討論「自然共生社会に向けた道筋」
座長:渡辺正孝 国連大学高等研究所 客員教授/慶応義塾大学政策・メディア研究科特任教授
パネリスト(五十音順):
秋道智彌 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 教授
アナンサ・クマール・ドゥライアパ IHDP事務局長
エドゥアルド・S・ブロンディジオ インディアナ大学ブルーミントン校 人類学部教授
中村浩二 金沢大学学長補佐(社会貢献)・環日本海域環境研究センター長教授/国連大学高等研究所 客員教授
嘉田良平 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所教授/横浜国立大学 教授
武内和彦 国連大学 副学長/東京大学大学院 農学生命科学研究科 教授/国連大学高等研究所 客員教授
松田裕之 横浜国立大学環境情報研究院 教授
湯本貴和 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 教授
渡辺綱男 環境省 自然環境局長
17:15 – 17:30 総合コメント
伴 金美 大阪大学大学院 経済学研究科 教授
森本幸裕 京都大学大学院 地球環境学堂・農学研究科 教授
17:30 閉会
日時:2012年1月30日(月)、10:00-17:30 (受付9:30から)
場所:国際連合大学本部 エリザベスローズ会議場(5F)
http://unu.edu/about/contact-us
参加費:無料
申込方法:ホームページより申込(1月29日(日)まで)
http://www.ias.unu.edu/sub_page.aspx?catID=8&ddlID=1973
問合先:電話 045-221-2300
Eメール unuias@ias.unu.edu