ハイチ:コレラの脅威 世界の医療団は感染症対策を実施 ポルトープランス・プティゴアヴ・グランダンス

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世界の医療団は、ハイチで先月発生したコレラに対し、首都ポルトープランスの市街地の活動現場をはじめ、プティゴアーヴやグランダンスなどの活動地域でも早急な対応を開始しました。とりわけ、コレラ治療のための一時センターを各地で立ち上げ、感染拡大の予防とコレラ発生時の対処のための準備を集中的に行っています。

適切な処置で命を救うことができます
コレラは非常に感染性が高く、激しい下痢を伴うこの感染症ではありますが、患者の脱水状態の度合いに応じた経口あるいは点滴による水分補給を行うことによって、比較的、治療が容易な感染症でもあるのです。このことから、世界の医療団は保健省との緊密な協力の下、感染後のいち早い治療を可能とする対策を進めてきました。

良好な衛生状態を保つことが肝心
「患者の増加と感染の拡大を回避することこそが肝心です」こう言うのは、世界の医療団ハイチのコーディネーターであるエルネスト・バフィルです。「そのためにまずは、保たれるべき衛生状態についての情報を住民に提供し、注意を喚起するのです」
世界の医療団は、未曾有の大災害となった2010年1月の大地震後の復興支援のためにハイチ各地で活動していました。コレラ発生の第一報を受けると、予防と感染患者の発見のためにすぐさま医療チームを動員しました。現在もポルトープランス、シテソレイユ、プティゴアーヴ、レオガヌでの被災者キャンプ、市街地や村々において、予防と衛生に関する情報を提供しています。
「人口の過度な密集や安全な飲料水がないなど、現在ハイチの多くの人々、とりわけ被災者がおかれた不安定な生活環境を考慮にいれると、感染の拡大を回避するためにまず取り組まなければならないのは、感染患者の隔離と汚水の処理です。」とバフィルは加えました。

現地の人々と力を合わせ感染拡大を防止!
首都ポルトープランスで世界の医療団が医療支援を行う9つの活動現場には、コレラ治療のための一時センターが組織され、患者の受け入れ態勢が整いました。それぞれ4床の隔離用ベッドが導入されたこの臨時施設は、薬品や、水分補給に必要な経口および点滴用の器具が備えられています。このような施設が設置されていない、例えばシテソレイユやプティゴアーヴなどでは、水分補給のための場所を用意し、かつ保険省関連の職員に感染の発見と感染患者の看護についての育成を行っています。
また、必要だと判断された際に更に大きな収容能力を持つ「コレラ治療センター」の設置をするため、ハイチ保健当局との緊密な協力の下、準備を進めています。