国際障害者支援シンポジウム
〜途上国の障害分野における人材育成の必要性と効果、及び援助機関のかかわり方〜
1.趣旨:
1999年以来、財団法人広げよう愛の輪運動基金が実施している「ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業」は、アジア太平洋地域の障害者福祉の向上を目的として、同地域の障害者をわが国に招聘し、これまでに21の国と地域の61名の障害者リーダーを育成してきた。修了者は帰国後、インフラも整わず、周囲の理解も得られないような厳しい環境の下、自国の障害者の福祉向上に取り組んでいる。そして8期を終え、日本で蒔いた種がアジア太平洋地域で少しずつ芽を出し、それぞれの国で成長しつつある。今後、彼らの活動は他の援助機関との連携を通じ、さらなる発展が期待される。
そこで、本シンポジウムでは、本邦研修による人材育成と帰国後の支援が効果的に作用した事例として、日本のNGOやNPO、国際援助機関の支援を受け活動している、パキスタンのシャフィク・ウル・ラフマン氏とネパールのクリシュナ・ゴウタム氏を招聘し、日本での研修を含めた活動の軌跡、及び自国の状況をご報告いただく。
また、午後はパネルディスカッションとし、両氏と日本のNGO、NPO、国際援助機関の方々を交え、途上国の障害分野における人材育成の必要性と効果、及びその後の支援のあり方についてそれぞれの立場から知見を述べていただき、今後のかかわり方を模索する。
2.日時:平成19年9月15日(土) 10時〜16時30分
3.会場:東京簡易保険会館 ゆうぽうと 7階 重陽の間(http://www.u-port.fukushi.kampo.japanpost.jp/)
〒141-0031 東京都品川区西五反田8-4-13 電話:03-3490-5111(代表)
アクセス:東急池上線大崎広小路駅徒歩約1分(エレベーター有り)
JR五反田駅徒歩約7分(エスカル有り)
JR大崎駅西口徒歩約7分(エレベーター有り)
4.参加費:無料
5.主催:
・ 財団法人広げよう愛の輪運動基金
・ 財団法人日本障害者リハビリテーション協会
6.言語:日本語・英語(逐次通訳付)、日本手話、要約筆記
7.定員:200名(先着順)
8.申込方法:9月3日(月)までに、以下の情報を事務局までお送りください。
氏名(ふりがな)、障害の有無、所属団体名、所属連絡先(住所、電話、FAX等)、自宅連絡先(住所、電話、FAX等)、Email、補装具 1.手動車いす 2.電動車いす 3.松葉杖 4.その他、介助者 1.同伴する(介助者名)2.同伴しない、その他補助 1.手話通訳 2.点字資料 3.PC要約筆記 4.その他、このセミナーを知ったきっかけ
事務局:
財団法人日本障害者リハビリテーション協会 研修課(奥平、那須)inquiry@dinf.ne.jp
〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1 電話:03-5273-0633 FAX:03-5273-1523
9.プログラム:
09:30〜10:00 受付
10:00〜10:10 挨拶 谷合文広(財団法人広げよう愛の輪運動基金)
10:10〜11:45 活動報告
司会 中西由起子(アジア・ディスアビリティ・インスティテート)
報告者 シャフィク・ウル・ラフマン(マイルストーン障害者協会)
クリシュナ・ゴウタム(カトマンズ自立生活センター)
質疑応答
13:15〜15:30 パネルディスカッション
テーマ「途上国の障害分野における人材育成の必要性と効果、及び援助機関のかかわり方」
パネリスト(順不同)
シャフィク・ウル・ラフマン(マイルストーン障害者協会)
クリシュナ・ゴウタム(カトマンズ自立生活センター)
大森功一(世界銀行東京事務所)
池田直人(独立行政法人国際協力機構 人間開発部第2グループ社会保障チーム)
石井靖乃(日本財団国際協力グループ)
廉田俊二(特定非営利活動法人メインストリーム協会)
駒井輝雄(財団法人広げよう愛の輪運動基金)
コーディネーター
高嶺豊(琉球大学)
15:45〜16:20 質疑応答
16:20〜16:30 まとめ
16:30 閉会挨拶 片石修三(財団法人日本障害者リハビリテーション協会)
■ 報告者プロフィール
シャフィク・ウル・ラフマン (Mr. Shafiq ur Rehman・パキスタン、ラホール在住)
障害:ポリオ/多発性硬化症 所属:マイルストーン障害者協会代表
第3期生として、2001年9月から2002年7月まで日本で研修。15歳の時、仲間とともにマイルストーン障害者協会を立ち上げたが、日本に来る前はサークル的な活動のみ。帰国後は、本格的に活動するために仲間の説得と事務所探しより開始。2003年2月にメインストリーム協会の協力で、障害者の自立生活セミナーを開催。その後、全国自立生活センター協議会などの支援を受けながら活動。2005年10月のパキスタン北部地震では、仲間と共に2日後には現地入りし、被災者支援に取り組む。緊急支援終了後は、地震により障害を負った人たちのサポートを継続。昨年、世界銀行パキスタン事務所から、日本社会開発基金(Japan Social Development Fund)のプロジェクトを受託し、被災地の障害者支援のために4つの自立生活センターを設立。2007年7月、代表に就任。
クリシュナ・ゴウタム (Mr. Krishna Gautam・ネパール、カトマンズ在住)
障害:ポリオ 所属:カトマンズ自立生活センター代表
第6期生として、2004年9月から2005年7月まで日本で研修。インドとの国境近くのネパールガンジという小さな村で生まれ育ったが、障害者運動をより広く展開するために、帰国後カトマンズに移住し、仲間作りから開始。メインストリーム協会の支援により2006年6月に啓発セミナーを開催。同年9月にカトマンズ自立生活センターを設立。セミナーには、JICAネパール事務所からもゲストを迎えた。その後、複数の自立生活センターから財政的支援を受け、活動を継続。今年の初めには、ネパールの他の団体とも協力し、障害者政策について政府と交渉を続け、草案作りのワーキンググループに障害者の委員を入れることに成功。今年に入り、政府から障害者に関する実態調査のプロジェクトを受託。