第39回メコン談話室【転載歓迎】
終わらない苦しみ〜パクムンダムを取り巻く問題〜
話し手:木口 由香
(特活)メコン・ウォッチ
日時:2007年7月11日(水)18:30〜
政治的にゆれるタイ。クーデターや首相の失脚などが話題となっている陰で、選挙までの「仮の政権」であるといいながら、現政権は国民的合意無しに多くのことを決めています。パクムンダムの問題もこの政変の影響を受けました。1999年から約3年に渡る平和的抗議の結果、住民が勝ち取った年間4ヶ月の水門開放が、何の議論も無く中止されたのです。困窮を強いられてきた人々は、更に困難な状況に陥りました。
パクムンダムは開発を支援した世界銀行にとっては、もう終わったプロジェクトです。1998年に出た世銀の評価レポートはこれを「非自発的移住を伴う事業の中では成功事例」と総括しました。しかし、人々は未だにダムを巡る混乱と生活苦の中にいるのです。地域はダム完成から13年たった今もゆれ続けています。
今回は、最近の現地の動向についてご報告します。また、開発を行う側が地域の自然環境や資源利用についてダム開発前に何を知っていたかを検証すると共に、人々が日常生活でどのように河川を利用しているかについてお話します。この二つを重ねてみることで、パクムンダムのような開発問題が発生する原因について、改めてみなさんと考えてみたいと思います。
※今回の談話室は、8月に実施されるフィールドスクールの勉強会もかねています。フィールドスクールは、2007年8月21日(火)〜27日(月)の開催です。詳しくは、以下のウェブサイトをご覧下さい。
http://www.mekongwatch.org/resource/events/studytour2007.html
また、「フィールドスクールには行かないけれど内容に興味がある」、という方の参加も大歓迎です。
■場所:メコン・ウォッチ事務所(JR御徒町駅より徒歩5分)
台東区東上野1-20-6 丸幸ビル2F(1Fがローソン)
■地図:http://www.mekongwatch.org/images/map.png
■資料代:500円
メコン・ウォッチ会員の方は無料。また、タイ・フィールドスクールに参加する方も無料。
■参加申込:資料の用意などがありますので、事前にご連絡下さい。お申込みの際には、お名前、ご所属、緊急連絡先、メコン・ウォッチの会員の方はその旨もお伝えください。定員25名。
申し込み・問い合わせ:(特活)メコン・ウォッチ (担当:木口)
Tel: 03-3832-5034 Fax: 03-3832-5039
E-mail: event@mekongwatch.org Website: http://www.mekongwatch.org
《メコン・ウォッチでは、1〜2か月に1度の割合で、メコン河流域国の開発、環境、援助などについて学びあう「メコン談話室」を開催しています。毎回若手のゲストを招いてお話をして頂き、その後自由に語り合おうというものです。初めての方や学生さんにもわかりやすくて溶け込みやすい場にしたいと思っています》