NGOへの招待

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第32回国際学生セミナー「NGOへの招待」
主催:(財)大学セミナー・ハウス http://www.seminarhouse.or.jp
日程:2005年12月10(土)?11(日)(1泊2日)
場所:大学セミナー・ハウス (東京都八王子市下柚木1987―1)
趣旨:
 これまで「政府か市場か」、あるいは「大きい政府か小さい政府か」が何度も議論になってきた。しかしいまや政府だけでもいけないし、市場だけでもうまくいかないこと、さらに政府と市場だけでもこの世界は機能しないことが分かってきた。政府でもない市場でもない第三の機構、それがNGO(非政府組織)や地域コミュニティであろう。この中でもNGOは世界各地に数多く誕生し、政府を時には突き動かし、時には対立し、市場の隙間を埋め、市場を批判する大きな存在になってきた。国連や世界銀行といった大きな国際組織でさえ、NGOの役割を重視している時代である。こうしたNGOが日本やアジアでどのように活動しているのだろうか?途上国における開発現場でどのように関わっているのだろうか?あるいは国際関係の中でどのような役割を担っているのだろうか?またそれぞれの場面でどのような課題に直面しているのだろうか?このセミナーを通してこのような問題を考えてみたい。同時に、一人でも多くの人がNGOに関心を持ち、積極的に参加してみる、あるいは自分で立ち上げてみる、このセミナーがそうしたきっかけになれば、すばらしいことだと思う。
プログラム:
特 別 講 演:
「国際平和とNGO〜アフガニスタン21年の医療活動から〜」
  福元満治 図書出版石風社代表、ペシャワール会広報担当理事
セクション演習
(1) 開発とNGO  渡辺龍也
(2) アジアにおけるNGO 長畑 誠
(3) 国際関係の中のNGO  毛利聡子
(4) 日本の市民による国際協力活動の流れと現状 伊藤道雄

特別講演 「国際平和とNGO〜アフガニスタン21年の医療活動から〜」
◆福元満治 図書出版石風社代表、ペシャワール会広報担当理事
セクション演習
(1)開発とNGO                ◆渡辺達也 東京経済大学現代法学部助教授
国全体の経済成長を重視する開発アプローチが行き詰まった1970年代頃から、NGOは途上国の人々のニーズに直接応えることのできる存在として広く認知されるようになり、社会問題の解決者として活動の巾を広げてきている。しかし、他方では慈善事業に終わっている、ビジネス化しているといった批判も聞かれる。コーテンの「NGO4世代論」を紹介しながら、NGO、特に日本をはじめとする先進国のNGOに期待される役割と課題を明らかにする。
 
(2)アジアにおけるNGO:「住民主体の開発」はいかにして可能か 
                  ◆長畑 誠 いりあい・よりあい・まなびあいネットワーク
アジアにおける「開発」の現場では、それぞれの国に基盤をもち地元で活動するNGOの関与がほぼ必然的な条件となっている。しかし現実には地元NGOの姿は千差万別・玉石混淆であり、NGOであれば住民主体の開発が実現するとは必ずしも言えない。グローバル化が進み、地域に根ざした持続的な暮らしと相互扶助を中心とするコミュニティが各地で崩壊の危機に直面する中、アジアのNGOはいかにして「住民が主人公となって地域を作っていく」動きを創り出すことができるのか。「地域共有資源管理と住民自治」を視座に、「ファシリテーション」と「ミクロ・マクロ・リンケージ」をキィワードとして、NGOのあり方や現場での活動方法について、ワークショップ形式で共に考えてみたい。特に参考文献は指定しないが、アジアの現場で活動するNGOの実例について、書籍やインターネットで調べておくことを薦める。                                         

(3)国際関係の中のNGO               ◆毛利聡子 明星大学人文学部助教授
国際関係論の観点からNGOを概観すると、近年、グローバルな規範構築に向けたトランスナショナルな活動が注目される。地雷廃絶、債務帳消し、HIV/エイズ治療薬等をめぐる分野を越えた連携は、NGOが規範構築者となったことを国際社会に印象づけた。一方で、グローバリゼーションに対する抗議行動は、国際レベルで政策形成過程に働きかけるNGOと国内で活動してきた社会運動体との連携が新たな次元に入ったことを示している。本セクションでは社会変革を促す主体としてNGOの意義、課題を考えてみたい。  

(4)日本の市民による国際協力活動の流れと現状      
◆伊藤道雄 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授(特任)
国境を超える市民による協力・支援活動はいつごろから始まったのだろうか。そしてその後、市民による国際協力は、どのような変遷を経て、現在に至っているのだろうか。近年、そうした活動を行う団体が「NGO」または「NPO」という名称で呼ばれ、社会的関心を集めつつあるが、そうした団体はどのような性格・特徴を持ち、21世紀社会においてどのような役割を果たそうとしているのだろうか。一方、これらの団体が抱える問題・課題とは、、、。さらにこれらの団体の今後の行方とは、、、。これらのことを、皆といっしょに考えてみたい。
【参考文献】『第3章:共に生きる“地球市民社会”の実現をめざして〜国際協力に携わる市民組織(NGO)の活動〜』(山岡義典編著「NPO基礎講座2」1998年 ぎょうせい)、『第2章 日本の国際協力NGOの歴史とネットワーク化の流れ』(今田克司・原田勝広編著「国際協力NGO〜市民社会に支えられるNGOへの構想」2004年 日本評論社)、国際協力NGOセンター編・発行『国際協力NGOダイレクトリー2004』(2004年)                                      

【募集要項】
日  程:12月10日(土)12:30受付。 11日(日)15:15解散。
募集人員:約40名(日本人学生約30名、留学生約10名、社会人若干名)
参加資格:留学生の場合は日本語の講演を理解できる能力があることが望まれます。 但し、質疑応答や討論の場では英語を使用することも可能です。
費  用:学生10,500円、社会人13,650円(宿泊・食事代を含む、税込み)。
なお、留学生の参加費用は小林節太郎記念基金からの助成により3,000円となります。
申込方法:ホームページ(http://www.seminarhouse.or.jp)掲載の申込書に必要事項をご入力の上、お申し込み下さい。ご参加の確定した方には折り返し参加決定通知及び交通案内などをお送り致します。連絡のない場合は電話でご確認下さい。
申込締切:定員に達し次第、締め切ります。
お問い合わせ:大学セミナー・ハウス企画広報課 〒192-0372東京都八王子市下柚木1987-1
TEL:0426-76-8532 FAX:0426-76-1220
E-mail:kikaku-koho@seminarhouse.or.jp