★上智大学イベロアメリカ研究所 公開シンポジウム★
人間の安全保障を脅かす〈新自由主義〉とは何か
〜「構造改革」日本の未来/ラテンアメリカの経験から考える ?
■日時:2005年10月14日(金)18:00〜20:30 会場:上智大学7号館14階・特別会議室
■主催:上智大学イベロアメリカ研究所 後援:ラテン・アメリカ政経学会(予定)
21世紀初めの現在,日本はなお「構造改革」論の壮大な錯覚の森をさまよっている。9月11日の総選挙でも,二大政党によって問題の本質が問われることはなかった。民営化,雇用柔軟化,社会保障縮減など、「構造改革」政策にはひとつの柱がある。進歩的な社会改革を行わないまま,経済の自由化や規制緩和を進める「新自由主義」である。社会全体がむき出しの利潤追求を目的とした市場原理に委ねられ,〈人間の安全保障〉が危機にさらされている今こそ,「構造改革」の虚実と「新自由主義」の仕組みを見極める政治知性が求められている。すでに1970年代から新自由主義の波にさらされ,一足先に「失われた10年」の苦渋を舐めてきたラテンアメリカ諸国の経験には、そのための教訓を数多く読み取ることができる。ラテンアメリカの軌跡と再生への取り組みを身近に引き寄せることで,日本が直面する危機を捉え,未来へ向けた活路を展望する。
■パネリスト
内橋克人(経済評論家)………………………………「構造改革」は何をもたらしたか
佐野 誠(新潟大学経済学部教授)…………………… 日本の〈アルゼンチン化〉
小池洋一(拓殖大学国際開発学部教授)………………地域経済はよみがえるか
今井圭子(上智大学外国語学部教授)…………………人間の安全保障―「コスタリカ・モデル」に学ぶ
■司会 幡谷則子(上智大学外国語学部助教授)
■会場のご案内 〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1 上智大学7号館14階・特別会議室
・上智大学四谷キャンパスまでの地図 http://www.sophia.ac.jp/J/sogo.nsf/Content/access_yotsuya
・上智大学四谷キャンパス内案内図 http://www.sophia.ac.jp/J/sogo.nsf/Content/campusmap_yotsuya
■交通のご案内:JR中央線,東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ッ谷駅」徒歩5分
■参加費無料/事前の参加申込不要(定員170名・先着順)/お問い合せ先:上智大学イベロアメリカ研究所(TEL:03-3238-3530)
■参考図書
●内橋克人・佐野誠編『ラテン・アメリカは警告する―「構造改革」日本の未来』(新評論,2005年,税込2,730円)シリーズ〈「失われた10年」を超えて―ラテン・アメリカの教訓〉第1巻。ラテン・アメリカを鏡としつつ,日本型新自由主義を乗り越える戦略的議論を展開。
●今井圭子編著『ラテンアメリカ 開発の思想』(日本経済評論社,2004年,税込3,045円)19世紀から現在まで,激動の時代を生きた代表的な15人の思想家を取り上げ,ラテンアメリカにおいて,欧米の影響を受けつつも固有の思想がどのように育まれてきたかを辿る。