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いわゆる「自己責任論」について
まったく、信じられないことを平然と言う人がいるものだ。
12日の午後7時少し前、私は衆議院前からタクシーに乗った。議員面会所で行われていた、イラクの人質救出を訴えている市民ネットワークの集会が続いていた。歩道には、会場に入りきれない人たちがプラカードやバナーを手に並び、政府の対応を批判し、救出に向けての決意を熱く語る市民グループの声が聞こえてきた。
そういう場所で私を乗せたタクシーの運転手は、走り出すなり「なんですか、これ」と聞いてきた。
私が、3人の救出を願う人たちの集まりだと説明するや、この運転手はうんざりした口調でこう言った。
「アメリカ人はイラクでたくさん死んでるのに、日本人は誰も死ななくていいんですかね。まったく人質になったからといって、自衛隊を撤退させろだのとヒステリックに叫んでるんだから……」