ウータン・森と生活を考える会(HUTAN Group)は、「森を守りたい」と願う人々が集まった市民団体です。オランウータンやテングザルなど多くの命がつながるボルネオ島の熱帯林を舞台に、生態系の減少を食い止める活動や、国内外のNGO・現地の村人とともに行う保全と再生の活動、パーム油などの大規模開発と私たちの消費とのつながりを伝える活動を、30年以上続けてきました。
現地での活動としては、在来種の苗づくりと植林、ボルネオ・エコツアー、森林火災への取り組みなどが紹介されています。2015年にインドネシアで起きた大規模な森林火災の跡地を、かつて違法伐採などに関わっていた村人が再生しようとする様子を、ドキュメンタリー映画としてまとめた取り組みもあります。
日本国内では、熱帯林学習会の開催、講師の派遣、会報誌の発行、解説動画や「ボルネオ熱帯写真館」といった学びのコンテンツの公開などを行っています。2026年4月に一般社団法人となり、これまでの任意団体としての歩みを引き継いで活動を続けています。
注目ポイント
- 在来種の苗づくりと植林、エコツアーなど、ボルネオの森の再生に関わる活動
- 熱帯林と日々の消費とのつながりを伝える、学習会・講師派遣・解説動画
- 1988年に始まった市民の活動を、2026年4月に一般社団法人として引き継ぐ
この団体の活動が注目される理由
熱帯林の問題を「遠い国の出来事」にせず、私たちの消費生活とのつながりとして考えるきっかけをつくっている点が特徴です。解説動画やレジュメ、写真館など、誰でも手軽にふれられる資料がそろっています。
現地で森を再生する活動と、国内で伝える活動の両方を、市民の力で長く続けてきたことも見どころです。エコツアーや会員、ボランティアなど、関わり方の入口も複数用意されています。

編集長のコメント
オランウータンやテングザル、サイチョウ。名前を聞くだけでも、ボルネオの森の豊かさが思い浮かびます。その森と、私たちが毎日使うものがつながっていると知ると、少し身近に感じられます。
公式サイトには、解説動画や写真館など、気軽に学べるコンテンツがたくさんあります。まずは一つ、のぞいてみませんか。