ジョイセフは、すべての人が自分の意思で生き方を選択できる世界をめざして、基本的人権であるSRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ:性と生殖に関する健康と権利)を推進する、日本生まれの国際協力NGOです。とりわけ、性による健康の格差やジェンダー不平等に苦しむ女性が、自ら命と健康を守り、自己決定できるよう支援しています。
1968年に日本で発足し、団体名は創立当初の名称「財団法人 家族計画国際協力財団」(英語名の頭文字からJOICFP)に由来します。日本で培った母子保健と家族計画の知見を生かし、開発途上国の女性と妊産婦の支援に取り組んできました。これまでに40を超える国と地域で、妊娠・出産に関わる女性の死亡を減らす支援、家族計画の推進、性感染症の予防、啓発や教育などを行ってきたと紹介されています。
活動の特徴は、「人づくり」によって問題を「予防」し、現地の住民や学校、病院、行政、国際機関などとの「パートナーシップ」で変化を根づかせることです。2025年4月1日から2026年3月31日の成果として、保健医療関連人材214名、保健ボランティア895名を養成し、SRHR関連の情報が届いた人は189,619人にのぼると紹介されています。日本国内でも、包括的性教育などの啓発や教育に取り組んでいます。
注目ポイント
- 1968年の発足から、40を超える国と地域で女性の命と健康を守る活動を展開
- 「人づくり」による予防と、現地の人々や関係機関との「パートナーシップ」を両輪に活動
- 寄付やジョイセフフレンズ(毎月寄付)、ランドセルの寄付、ホワイトリボンランなど多様な参加方法
この団体の活動が注目される理由
問題が起きてから対応するだけでなく、正しい知識を得る機会や、現地で活躍する保健ボランティアなどの「人づくり」を通じて、あらかじめ防ぐことに力を入れている点が特徴です。ケニアのスラムで、養成した地域保健ボランティアが生理用品を配りながら正しい知識も伝えた取り組みなど、具体的な事例も紹介されています。
寄付のほか、お買い物やポイントでの支援、ランドセルの寄付、ホワイトリボンランへの参加など、日常の中から関われる入口が多いのも魅力です。SRHRについて学べる記事も公開されており、「知る」ところから始められます。

編集長のコメント
自分の体や人生について、自分で選べること。当たり前のようで、世界にはその機会が十分でない場所があります。ジョイセフの活動は、「選べる」ことの大切さを、一人ひとりの暮らしの視点から考えさせてくれます。
公式サイトには、SRHRをやさしく解説する記事や、現地の声が載っています。気になる記事から、読んでみませんか。