シャプラニールは、すべての人々が持つ豊かな可能性が開花する、貧困のない社会をめざす国際協力NGOです。スローガンは「取り残さない、その小さな声を。」。戦争や大規模な自然災害の陰で、日々の暮らしそのものに困難を抱える人々の声をすくい上げ、一緒に感じ、考え、行動していくことを大切にしています。
活動の始まりは今から50年ほど前、独立戦争直後のバングラデシュでの農村支援でした。現在は、バングラデシュ、ネパール、日本に事務所を構えています。主な活動として、バングラデシュでの家事使用人として働く少女たちへの支援やサイクロン災害のリスク削減、ネパールでの児童労働の削減・予防や洪水リスクの削減、各地での緊急救援を紹介しています。
日本国内では、外国にルーツを持つ人を取り残さない共生社会づくりや、講演会・スタディツアー、開発教育教材や出版活動などを行っています。フェアトレード商品の購入が、バングラデシュやネパールの生産者の生活向上につながる仕組みもあり、日常の買い物から参加することもできます。
注目ポイント
- 1972年の創立から50年以上、南アジアと日本で貧困問題に取り組む
- 子どもの教育支援、児童労働の削減、防災、緊急救援、フェアトレードなど幅広い分野
- 寄付や会員のほか、フェアトレードのお買い物、ボランティア、開発教育教材など多様な参加方法
この団体の活動が注目される理由
支援の手が届きにくい「取り残された問題」に目を向け、当事者だけでなく周囲の人々や社会全体にも変化をもたらすことを目指している点が特徴です。長い年月の中で失敗からも学び、現地の人々にとって本当に必要な支援を探ってきたことが紹介されています。
海外での活動と、日本での共生社会づくりや市民への啓発をつなげているのも魅力です。寄付や会員になる以外にも、フェアトレード商品や、ものを活用する取り組みなど、暮らしの中から参加できる入口が用意されています。

編集長のコメント
「取り残さない、その小さな声を。」という言葉は、ニュースになりにくい日々の困りごとにも目を向けようという、静かな決意のように感じられます。南アジアと日本をつなぐ活動は、私たちの暮らしも世界とつながっていることを教えてくれます。
公式サイトでは、活動レポートやイベントのお知らせを読むことができます。できることから、のぞいてみませんか。